nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

内合まで 2週間を切った金星 2017年3月11日

昨日は、岩見沢市郷土科学館祭りの初日

昨年とは天気も大きく違ったことからか、多くの来場者で賑わいました。

そして肝心の「青空の中の金星をみよう!」ですが・・

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 金星 03月11日12時27分 DOB GOTO12 + POWER MATE x2.5 FullHD動画 60コマ合成

練習の甲斐もあって・・無事、多くの方に見て頂く事ができました。途中、薄雲が拡がり、コントラストが小さくなって・・でも、15時から再び見る機会を作って、綺麗な青空の中に輝く金星をみてもらいました。ただ「みえない・・」と言われた方も 2名。。なぜ見えないのか?私の「三日月みたいに、白く・・」がいけなかったのか。。全体としては 99%の方が見えて「やばい!」「見える~」「月ですか?」etc。。それぞれに感想を口にされていました。さて、本日も午前はお祭り。今日はどんな感想が聞けるのでしょう。。

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             夕暮れ 今年は静かな一日でした。。

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宵の明星(中央上)03月11日18時03分 40mm 固定撮影 ISO200 0.8秒 by PENTAX K-01

あの日から 6年が過ぎます。こんな輝きも NGC2976

今日と明日午前は、岩見沢市郷土科学館祭り。

天気は、すっきりと青空が広がるか少し微妙ですが、出来るだけのことは頑張りたいと

6年前の今日・・突然、明日への未来を失った方々の思いを胸に

偶然、災害に遭わなかった、また生き残った者の、せめてもの務めでしょう。

まだ見つからぬ方も多くいると・・ご家族も含め少しでも安らかになればと願います。

宇宙(自然)の中の「人間という動物」の儚さを改めて感じる一日です。

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NGC2976 おおぐま座 渦巻銀河:Sc 10.8等 01月20日22時46分 ISO6400 15秒 26枚合成 反転

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            同 DOB GOTO12 直焦点オリジナル

 大熊(座)の背中に輝く渦巻銀河。とされていますが、腕がぐるぐると渦を巻く様子は私の小さな望遠鏡では描写できません。なにやら濃淡が不規則に分布する大きな円盤、くらいなものです。その濃淡も反転してトリミングした画像(上)をみると、かなり明るさに差があり、一見すると超新星の様に輝く部分があります。過去の画像をみても、同一の場所にあるので超新星ではない。と分かりますが、こちらは小惑星チェックをすり抜ける輝き、広い宇宙には幾千万もの小さな輝きが瞬いています。

錬度を上げろ! 白昼の金星 & 銀河に小惑星が

昨日は・・晴れ間の中に雪が舞う、一日でした。

で、今週末(11日~12日午前)の岩見沢市郷土科学館祭りで行うアトラクション

青空の中に金星をみよう!ですが、うまい事に両日とも綺麗な青空になる気配。。

軽く宣伝もしているので、かもすると・・金星を目当てに来る方も

まず、しくじりは許されない状況です。

なので、雪の合間の晴れ間で、昨日も望遠鏡を覗いてみました。

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もちろん 40mm(37.5倍)で、コントローラーに表示される金星の高度を頼りに・・で

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            金星 03月09日15時14分 DOB GOTO12 + x2.5 POWER MATE 拡大動画撮影

手持ちのデジカメ(PENTAX K-01)の動画機能と POWER MATE のみを使った拡大なので、単純にいうと焦点距離 3750mmの直焦点撮影みたいな感じです。ピクセル等倍でこの姿なので、まぁ十分でしょう。さて、その金星の捜索ですが・・雲と上空を舞う雪のために案外と苦労しました。所要時間は 10分程度だったでしょうか。。それでも見つかる所が金星らしいのか、それとも先回の練習の賜物か。。難しかった理由の一つは、金星の輝く部分が細くなっていることも要因かなと、雲さえなければ見つかりそうですが、その方向に雲が流れているようだと・・かなり困難な状況に思えました。明日は、本番!さてどうなるのか。。で、太陽系つながりで・・最近、撮影した銀河に小惑星が。。ちょっとドキッとしましたが、まっ何時ものことですね。

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     おとめ座 M84 & M86 ほか そして、小惑星 May(348番)13.9等

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       同 NGC4438ほか そして、小惑星 Mieke(1753番)15.8等

上の 2枚、どちらも同一夜(2月26~27日未明)に撮影したもの。そのどちらにも小惑星が写り込んでいました。撮影後のチェックで「えっ!無い星がある!!」と心臓がドキドキ・・小惑星チェックで、深い海の底へ。。おとめ座黄道 12星座なので、普通に太陽系の惑星たちも通る道筋、太陽系に属している小惑星も同じ。。だとすると、周辺にも沢山あるはず。唯一、銀河に重なるか?どうかだけ。一晩に何百もの銀河を撮影される方は、そのチェックに案外と追われているのでしょうね。一つ勉強になりました。

撮影データ NGC4438ほか 02月26日23時01分 直焦点 ISO6400 30秒 18枚合成

      M86ほか    同27日00時10分 直焦点 ISO6400 20秒 29枚合成

大きな渦 M51 子持ち星雲 りょうけん座

昨日は、お昼まで良く晴れましたが・・午後に入り雪。。

さて、スライディングルーフの観測所ですが、念のため、もう一軒の製作所へ照会

残念ながらあっさりと断られました。。Web上でも断られたの連続で・・の記事が多く

これが普通なんだろうな~の感じです。その中で受けてくれた社長は凄いですね。

「いやーやった事ないから。。」と言いつつ、興味津々に写真をみて

私が「どうでしょう、出来そうでしょうか?」と尋ねると

「外からの雨をどう防ぐかが難しいけど、やってみます!」と既にイメージ作りに。。

一週間ほどで見積もりが出来るそう、本当に楽しみです。

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M51 りょうけん座 銀河:Galaxy 8.4等 01月23日23時46分 直焦点 ISO6400 20秒 23枚 反転トリ

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                                同 DOB GOTO12 直焦点オリジナル by PENTAX K-01

M51(NGC5194)と NGC5195 が腕でつながっている、見掛けの大きさが大きな銀河です。実際に望遠鏡を使い眼視(70倍ほど)でみても、二つの銀河を認めることが出来ます。まぁ、こんなにグルグルみえはしませんが・・。こんな銀河も次期システムでは、更に大きく撮れるはず、第一の目標は新たな天体(超新星)をみつける事ですが。。勝手に夢だけが広がります!

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 去る三月・・また一日が終わりました。科学館祭りは青空が広がりますように。。

ひまわり銀河 M63 りょうけん座 & 九州の旅

昨日は、晴れ間がかなり広がりました。

で、今年の一大行事の個人観測所への道!ですが・・少し光明が見えてきました。

最大の難関、スライディングルーフの製作を引き受けてくれる会社が見つかりました。

正直、無理を覚悟での訪問だったので、こちらが驚いた感さえあります。

プロって、世の中には沢山いるのですね~。

運が良かったのかもしれませんが、順調に進めば 5月には稼動へ持っていけそうです。

あとは観測をする小屋の手配、こちらは中古でも良いから安価なものをと考慮中。。

その二つが揃えば、あとはどうにか自分で。。あー楽しみになってきた!

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M63 りょうけん座 渦巻銀河:Sbc 8.6等 01月24日00時14分 直焦点 ISO6400 20秒 24枚合成

綺麗に渦巻く銀河ですが、腕の一つ一つが細かな構造を持っていて、それが「ひまわり」の花弁の様にみえています。ということで「ひまわり銀河」の愛称があります。で鹿児島の夜は・・昼過ぎに食べた豚とろラーメンで腹ごしらえしてから

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このお店、ちょうど鹿児島のホテルに入ってつけたテレビで放送されていて、つい

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           楽しい夜は過ぎて、鹿児島中央駅からくらくらしながら新幹線へ・・駅には

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新旧の鹿児島市電、なんとも味のある電車がいまでも現役です。そして鹿児島の思い出に

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「黒豚チャーシュー弁当」を買い、美味しく食べました。で、福岡へ早く着いたので・・

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何年振りでしょうか?健康で長生きできると云われている「梅が枝餅」を食べに大宰府

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太宰府天満宮の紋も「梅」、おもちの中央にも梅の紋が焼きこまれています。その梅が

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           紅梅が見頃を迎え、その先には、白い花弁が淡くピンクに染まる「しだれ梅」

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     花の春を迎えていた菅原道真公が祀られている太宰府天満宮でした。