nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

メシエ天体 M98 & M99 かみのけ座 銀河 縦横

春らしいというか・・St に覆われた空の下で迎える朝

ここ岩見沢では、例年、競馬のダービー(優駿)が開催される頃に田植えをするので

今は田に水を入れ、代掻きで忙しい。。

ビニールハウスの稲の苗も、色が濃くなる頃。野に放しても負けぬ身体に育てっ!

ただ予想では・・この先 10日ほど雨・曇り。青空も星空も望めない

田仕事を捨てた私は、時間を潰すのに。。

さて・・波の音でも聞きながら、海に糸を垂らしてみようか??

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 M98 かものけ座 棒渦巻銀河:SBb 10.1等 01月24日01時54分 ISO6400 20秒 30枚合成

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            同 反転処理(DOB GOTO12 直焦点)

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  M99 かみのけ座 渦巻銀河:Sc 9.8等 01月06日03時10分 ISO6400 20秒 30枚合成

どちらもドブソニアン経緯台(DOB GOTO12)1500mm 直焦点での撮影です。明るさも同程度、見かけの大きさも・・。M99 は太い腕が、不規則的に巻いているので、何らか、外から力が加わった・・と思わせますが、そばに他の銀河はなし。なんの拍子に、こんな姿になったのか不思議な感じです。M98 は、中心部から対照的な位置に明るい部分(腕)があって、これを鉛直方向からみると・・綺麗な棒渦巻銀河にみえるのでしょうね。生きている間に見る機会があるといいな~、やっぱりドラエモンに頼むしか。。

何故に? IC946 うしかい座 銀河たち

雨上がりの朝、草木の葉には丸い水玉が残っています。

今日は、午後から晴れ間が広がり・・明日も青空のみえる一日。

とは言え・・昨日が満月なので、今夜も青空。風がなければ、木星なら撮れるだろうか

次の星空の期待は、17日夜・・月の出は日付が変わる頃。

春の銀河も撮り頃を過ぎつつあります。

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 IC946 うしかい座 銀河 Galaxy:14.0等ほか 03月27日 ISO6400 30秒 13枚合成 反転処理

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           IC946 DOB GOTO12 直焦点オリジナル

牛飼いの左足付近に輝く小さな(遠い)銀河達。輪郭のぼけた銀河は小さすぎて、丸いものは「普通の星」と区別がつかないほど。。唯一、銀河を横?から眺めた姿の IC944 だけが、銀河らしい姿を見せています。どれもが 14~15等級の暗い銀河、望遠鏡で覗いても・・見つけられるのか?正直わかりません。それにしても赤道儀でもないのに 30秒露出をして、星が点に写るって凄いですね。小学生の時に、こんな機材があったら良かったのに。。

2017年5月11日 = 満月、そして来月10日・・

しとしとと、雨降る朝を迎えています。

昨夜から下り坂の空は、来週 17日まで愚図つき模様

今夜は満月(正確には、本日午前 6時42分)。そして、来月10日は今年の最も小さな満月

で、その前日の 9日に、2017年 彗星会議(10~11日)が開催される旭川へ出かけます。

なぜに前日・・道内各地に旧友が、もちろん北の都・旭川にも懐かしい顔。。

みんなの元気な顔を見てきます。

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NGC6166 ほか 04月16日22時45分 直焦点 ISO6400 20秒 24枚合成 ピクセル50%縮小トリミング

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        NGC6166 DOB GOTO12 直焦点オリジナル領域

楕円銀河の NGC6166(12等級)ですが、周囲には数多くの小さな銀河が一緒に写ります(上写真の矢印の先)。勇者ヘルクレスの足元、この NGC6166 は、A~D まで複数存在する銀河?ただ、正体がわかったのは C と D のみ、あとは詳細がわからず示すことが出来ませんでした。ちなみに NGC6166 本体は、星が重なり、少しでこぼこな姿・・。でも、既存の星たちなんですね~。さて明日、観測所の基礎を打ってくれる工務店探しをしてみます。こちらは確実に存在する地球上の星!良い星が見つかります様に。。

天気が良くても無理なもの 樽前山登山

昨日は朝 4時に起きて準備を整え

午前 5時に車でGO!目指すは「千歳市恵庭市苫小牧市」の市町境にそびえる

標高 1500mほどの樽前山(たるまえさん)へ・・で、着いていきなり!

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登山道がクローズ。。五合目から七合目まで徒歩で行くしかありません。この道は・・

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原生林の真っ只中を突っ切る一本道 & 冬眠から覚めたヒグマ & 母熊なら小熊とセットの熊の巣です。なので、熊鈴を鳴らし・・近づくなよ!!と宣言しながら歩きます。道はというと。。

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七合目ヒュッテまでは、良く整備されていてゲートさえ開けば車で上がれます。が、一人で約 2キロを歩くと・・かなり怖い。。小鳥やエゾリス位だと嬉しいのですが

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まだ閉鎖されていた七合目ヒュッテ、この右には登山者名簿が入った小さな小屋・・

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七合目ヒュッテのすぐ脇に 30台ほどの車が駐車できる駐車場があって、その奥にトイレと登山道の看板(こちらにも登山者名簿あり)。。既に残雪があります。さて、登る!

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途中、登りながら時々見晴らしがよくなり、樽前山の稜線を眺めさらに上へ。

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何時もの、少し開けた休憩できる場所へ到達!振り返ると支笏湖が眼下にみえます。と、ここまでは良かったのですが、標高があがるにつれ・・

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登山道は、残雪の中へ埋没し・・雪中登山 & 一部氷道へ、でしばらく進んだものの・・登山靴ではない私は、滑落の恐れも出てきて。。降りるのも勇気!と今回は頂上まで到達できずに、登るのを断念することにしました。ここらはまだ木が生えていて、滑ってもどうにかつかまるものがあるのでが、林を抜けると完全な砂場(急傾斜地)なので、一気に滑落!?人に迷惑をかけるもの・・と言うことで。。。6月中旬には登山道もオープンするらしい、その時にまたチャレンジしたいと思います。本当のプチ登山でした。

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予定よりも早く山を降りたので眼下に見えていた支笏湖に寄りました。日本最北端の不凍結湖、透明度もよく、天気も良かったのでとても水の色が綺麗です。支笏湖ブルーと最近では呼ばれているそう、そして湖の向こうに

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樽前山(左:溶岩ドームが見えます)と不風死岳(ふっぷしだけ)、支笏湖カルデラ

明日はプチ登山 千歳 樽前山へ GO!GO!

予定通り今夜から明日は良く晴れそう

ただ晴れても星空は、満月に近い太った月にかき消され、ただの青空。

今夜は、プチ登山のために休養に充てよう。

千歳空港から小一時間、札幌市内からも同程度、連休中なら登山道は人が鈴なり

それも明日なら地元の馴染み客だけだろう、見下ろす支笏湖の濃いブルー

ノンアルコールビールと"おむすび"を背にマイペースで頂上を目指そう!

外輪山を巡り、きっと白い綿帽子をかぶった蝦夷富士(羊蹄山)も見えるはず。。

私は高い所が好き!煙となんとか。。その、なんとかf:id:nyancotan:20170508073640j:plain

 NGC6173 ヘルクレス座 04月16日22時42分 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 20秒 29枚合成

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          同 ピクセル等倍を50%縮小し、トリミング

勇者ヘルクレスの左足付近、沢山の銀河が一緒に写る領域。ただ、NGCナンバーをもった銀河でさえ 15等級(NGC6175)。写真には更に小さな暗い銀河(矢印の先)も写っていますが・・残念ながら既存の写真とうり二つ。それにしても経緯台・自動追尾、良く撮れている。F5.0 恐るべし!

※ 明日は早朝より車を走らせますので、ブログの更新は夕刻になります(予定)。