nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

青空の中に輝く 2018Y1 岩本彗星 2/18

昨夜は、ごく弱い雪・・でも、今日は昼前から晴れて気温も上がるので放置。

除雪しなくても、太陽が雪を水に変えてくれます。あー楽チン!

次の星空は、台風(第2号)の影響もあり不確実ですが、2月24日未明か 3月2日宵~朝。

頭の予定表は、三月「弥生」を既に迎えています。

逃げる二月はとうに過ぎて、去る三月。。

今年は、皆、どんな人事が待っているのかな~。転勤族宿命の春ですね。

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 2018Y1 岩本彗星とカストル 02月18日21時49分 ISO800 15秒 44枚彗星核基準合成

止まぬ南風の影響で、結局 MT160+レデューサー で撮影することになった岩本彗星。1月13日夜以来の撮影となりました。本当に連日の雪・吹雪 & 曇り空、長かったですね~。この夜は、世間で噂の「スーパームーン」前夜・・外は、昨日も書いたように「青空」。普通に自分の目でも「青空」に見えています。軌道要素を修正済みのプラネタリウムソフトを参照して、ふたご座の二つの明るい星 ポルックス α星・並ぶ カストル β星、その β星のそばに輝いている。という予想。自動導入機能のない赤道儀「TS90型赤道儀」で、かなり適当にカストルを導入して一枚・・簡単に彗星の姿を認めることが出来ました。少しだけアングルを調整して撮影開始。。何となく嬉しい夜の始まりです。という一ヶ月以上も晴れなかった岩見沢での出来事です。ちなみに「青空」・・

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これがオリジナルの一枚・・青空に輝く岩本彗星を貴方は見つけられますか??

※ ヒント・・カストルのほぼ右、小さな星の左上に微かな姿があります

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     星空のように、久々にやってきました。また悪いことをしようと・・。

リボンの結び目に NGC718 うお座 棒渦巻銀河

昨夜は、見事な青空(月夜 & 星空)でした。

スキー場の照明も全て消えた後も、3等星がみえるかどうかの晴天です。

煌々と満月 24時間前の太った月が、怪しげに地上を蠢く私をじっと見ておりました。

「何してるんだ~、何時になったら私を写してくれるんだい」とね。

結局、南風が少し強く・・風に備えてセットした MT160 のみが稼動した、そんな夜

でも、星々の間を駆け抜ける岩本彗星にも会えたし

最低限度の活動はできました。

さて・・台風の卵が赤道付近に発生。。今後、台風に発達しながら北上の様子

天気(予想)図上に台風があると・・予想が安定しません。

昨日見た資料と、がらり一変!予想が変わってしまいました。さて、どうなるのか??

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 NGC718 うお座 棒渦巻銀河:SBa 11.7等 10月05日00時50分 ISO6400 30秒 18枚合成

見かけの大きさが小さいので、中心部から両極にのびる太い腕は明瞭には写りません。秋の星座「うお座」の周辺なので、この銀河の周囲にも銀河は沢山ありますが、普通の星は閑散としています。銀河は、アフロディーテ親子が魚に化けてナイル川に逃げ込んだ時に、離れ離れにならないようにリボンで結んだ。そのリボンの結び目の所に輝いています。さて、私をみていた大きな月・・

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  月(月齢 13.8日) 02月19日01時13分 ISO200 1/640秒 MT160+コレクター 合成なし

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     夕景 02月18日16時56分・・久々に綺麗に染まった夕空でした。

 

青い月 NGC6742 りゅう座 惑星状星雲

今朝は小雪・・ですが、未明に通り過ぎた気圧の谷は予想以上の強い風。

屋根を風が切る音で目が覚めました。ただ一過性の強風、すでに収まっています。

そして気圧の谷が通り過ぎれば、寒気の流入 = 雪雲の生成 & 降雪。

その寒気も一過性らしく、さほど心配するほど雪が降ることは無い様子。

さて・・晴れます。今夜!!ですが、暗くなる頃には大きな月がにんまり・・。

月夜 = 青空の星夜、どうしたものか。。

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  NGC6742 りゅう座 惑星状星雲 15.0等 09月01日23時20分 ISO6400 30秒 17枚合成

星夜に浮かぶ月のように輝く丸い形が特徴の NGC6742 です。中心星は 20等星の白色矮星で、その大きさは地球サイズだと。。その姿は、私の機材では確認がとれません。今夜は、満月前の大きな月だけでも写そうかな~。。う~ん

片手落ち NGC4216 おとめ座 & 月に立つ日

今朝は小雪・・弱い気圧の谷が通過中 & その後、冬型へ

一頃の寒さも峠を越えましたが、連日晴れる!なんてことはありません。

まだまだ冬の道半ば・・それでも来月21日には「春分の日」を迎えるので

まもなく昼と夜の長さが同じになります。長い冬も終わりを告げそう

さて・・NASAアメリカ航空宇宙局)が、2028年中に月面へ有人探査機を再投入!

その前段では、月の周回軌道上に小型宇宙ステーション建設!

さらにその未来には、火星への有人探査!!

アポロ計画スペースシャトル以来、長い冬の時代にあったNASAも春を迎えます。

ひとつの不安は、雪解けのNASAが大統領の交代で、予算が凍結しないこと。。

今度こそ、人類が月に立つ姿を我が目で見たいものです。

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 NGC4216 おとめ座 棒渦巻銀河:SBb 10.0等 01月14日05時11分 ISO6400 30秒 8枚合成

左に寄った大きな銀河が NGC4216 です。暗黒帯がくるりと取り囲んでいるようです。その右下に NGC4206 渦巻銀河:Sbc 12.1等が輝いています。ご存知の方は、この一枚が片手落ちに感じると思います。本当なら NGC4216 を中心に、ほぼ等間隔で NGC4206 の反対側にもうひとつの銀河 NGC4222 があるからです。C14+レデューサー では、どうにかフレームに収まりそうな感じもありますが、二兎を追うものは・・。そんな仕上がりになってしまいそうで止めました。過去に DOB GOTO12(焦点距離 1500mm)で写したものがこちら・・

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     2017 01.24 01時22分 撮影 DOB GOTO12 ISO6400 20秒 21枚合成

なんとも言えないバランスで両脇に銀河を従えています。大きさの差は、恐らく距離の差だとすると、偶然に同じ方向に輝いていることが自然の不思議、という感じです。さて・・天気の予想資料が、ぐらついて予想が安定しません。本当に晴れるのは??何時なんだ~~。

額の中央に NGC776 おひつじ座 棒渦巻銀河

今朝は東北地方を通過した低気圧を追うように進む、弱い谷の影響で雪。

でも、風もなく、さらさらと真っ直ぐに雪が落ちています。

今朝までの降雪は 0cm、その雪もあと一時間ほどで止む予定です。

昼前からは気持ちの良い青空が広がりそうです。が・・・そのまま星空かというと

弱いながら寒気が流入するので、また日本海に雪雲が成長します = 雪が降ります。

今月20日、午前0時54分に「満月」を迎える月。。

先月も見かけの大きさが「大きな月」でしたが、地球との距離においては

今月20日が最も距離が近い満月(いわゆるスーパームーン)です。

生憎、日本列島は南北に大きな気圧の谷や低気圧の影響で全国的にその姿をみることは

「できない」、そんな予想です。

ちなみに、最も距離が離れたときの満月は「9月14日13時34分」、こちらも昼間なので

日本列島では見ることができません。まっ、その前後で撮影して大きさ比べを、ですね。

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NGC776 おひつじ座 棒渦巻銀河:SBb 13.0等 09月11日22時21分 ISO6400 30秒 15枚合成

中央のいかにも棒渦巻銀河っぽいのが NGC776 です。その左下にも、少しひねりの利いた銀河がひとつ IC180 Galaxy 15等級。で・・星と見分けがつかない姿の銀河が、その上方(NGC776 の斜め左)にあります。IC181 Galaxy 16等級です。これらの銀河は、金の羊毛が生えて輝く「ひつじ」、その額の中央にある α星 ハマルにほど近い場所に浮かんでいます。