nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

機材ねた M31 周辺減光

おばんでございます。

機材は復活したものの、天気は変化の兆しなし

しかも今夜は、風もセットで出鼻を挫く夕景となっています。

さて私の地元に根付いた諺、言葉として

「西風は日中強くても宵には収まる、南風は収まらない」と云われます。

確かに、冬の西風もそうですが弱まる傾向が顕著です。

そして今吹いている「南風」、いつも戦っている・・その通り弱まってくれません。

昔の人の素晴らしい観察眼ですね。

f:id:nyancotan:20140717212520j:plain M31(アンドロメダ座 渦巻銀河)

      DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾 ISO3200 15秒 9枚 PENTAX K-01)

※ この写真、写した目的は「新星?」らしきの検出だったのですが、月光+風などで無理でした。そこで目的を変えてUPします。この写真の縦横比は 2:3 、これが私のカメラでは最大の領域をカバーします。写真の矢印(右上&左下)の先を見ると小さな星がちゃんと写っています。問題は「光量の差」と「星像のゆがみ」、一般のカメラレンズでも起っている「周辺減光」の影響で、望遠鏡でも円状に光量の違い(中心から離れるに従い光量が減る、特に4隅が顕著)が発生しています。星像は拡大すると解る程度ですが、やはり周辺に向かい歪になっています。・・・と言う事で、基本的に画像の良い、あまり光量の差が目立たない、縦横比 1:1 で写すのがベストチョイスの様です。おまけ、アンドロメダ座 ISO12800 10秒 10枚合成 PENTAX K-01 固定撮影

f:id:nyancotan:20140712200826j:plain f:id:nyancotan:20140712200835j:plain

       アンドロメダ座              同 星座線入り

※ アンドロメダ姫が生贄として岩に繋がれている姿(襲ってくる化け物鯨に気絶しそう・・)です。α星の場所が顔、立った姿で右手と両足がそれぞれのびている様な感じです。「ν(ニュー)星」の先の広がっているのが有名なアンドロメダ銀河(M31)、肉眼でも空の暗い(光害のない)所なら普通に見えるんですよ。