nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

マイナーな球状星団 NGC4147 かみのけ座

おはようございます。

今朝は青空が大きく広がる晴天です。

昨夜も大きな満月が輝く青空?でした。が、ちょっと南風・・・

月夜でも撮れる惑星をと願っていたのですが

風に強い GINJI(壊れた赤道儀搭載)の出番となりました。

ちょっと皮肉な展開ですが、ゆっくりと双眼鏡でラブジョイ彗星の光度確認も

一昨日に比べると、月との離角が少しだけ増したのか

直ぐに見つけることが出来ました。

カシオペヤ座 δ(デルタ)から南に辿り、カシオペヤ座 χ(カイ)の傍にある

HD9352 名付けられた星(5.7等)に近い明るさと感じました。

やはり昨日UPした際の光度で良い様です。

今夜も晴れそう・・可能なら木星と月、明日未明の土星を撮ってみます。

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NGC4147(かみのけ座 球状星団)左:03月01日00時36分、右:昨年02月24日02時57分

    DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO3200 30秒 14枚合成(左)

※ もちろん撮り直しの一枚です。小さな球状星団で明るさは 10等級、メシエ天体の球状星団の多くが 6~8等級なのでかなり暗い天体です。しかも小さな星が集中しているので、星を一つ一つ区別できるように写すのは難しいことです(先回の写真が物語っています)。今回は感度をわざとノイズが余り出ないように ISO3200に下げました。そして、それを補うために露出を 30秒にのばし光量を稼ぎました。経緯台自動追尾の精度実験の様な撮影です。結果はOK!、Googleで検索しても国内で撮られた写真と同等の成果が得られました。ちなみに 30秒露出を成功させるコツがあります。追尾精度を良くする方法・・今夜UPします。 カメラは PENTAX K-01 写真は共に直焦点撮影