nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

2014Q2 ラブジョイ彗星 05月21日

おばんでございます。

予定通り、今年の田植えが機械のトラブルも無く終了しました。

少し雨に降られましたが、至って順調な年でした。

先日の湖の様に見えた夜明けの田んぼも

背の低い苗が、綺麗に植えられ

一面、薄い緑色の絨毯の様

そして太陽の恵みを受けて、夏には濃い緑色、秋には黄金色へと姿を変えます。

そんな稲を見ていると、あっという間に時が過ぎてゆきます。

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               2014Q2 ラブジョイ(Lovejoy)彗星 05月21日20時48分 直焦点撮影

  DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO3200 20秒 6枚合成 PENTAX K-01

※ この彗星を初めて撮影したのは、まだ雪の深い昨年 12月24日の 00時過ぎ、おおいぬ座の西隣にある「はと座」に輝く姿を捉えたものでした。年が明けて 1月には長い尾を引き、肉眼でも見える姿へ変貌しました。そして今、次第に暗くなっています。

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     初撮影 '14.12/24 00:01 撮影   長い尾を引いていた頃 '15.01/20 18:16 撮影

彗星は、太陽系の外から太陽の引力に捕まり太陽付近へ落ちるように接近するものや、太陽系のずっと外側のオールトの雲と呼ばれる彗星の巣の様な所から長い時間をかけて接近するもの、もっと近い惑星の傍と太陽の間を往復するようなものなど色々なタイプがある事が知られています。太陽に接近すると太陽からの熱や光などに反応し、彗星を形成している物質が融けガスやちりが周囲に噴出し、コマと呼ばれる頭部を覆うガス状の拡がりを作ったり、時には長く尾を引くことになります。当然、太陽に近づくと活発になり、遠ざかると活動が次第に収まります。今のラブジョイ彗星は、次第に大人しくなる過程の姿です。そんな彗星を追いかけていると、あっという間に時が過ぎてゆきます。