nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

扇状の尾を見せる 1P ハレー彗星 in 南鳥島

おはようございます。

今朝は、昨日朝の半分ほどの雪が積もっていました。

とは云え、風も穏やかだったので 10cmほどが均一に積もっています。

という事で、朝からシャワーでサッパリとしました。

さて今日は、日暮れの頃までダラダラとしたドンヨリ空・・その後は当然「雪」

星空が広がる夜は、まだ遠いですね。

f:id:nyancotan:20160106080107j:plain f:id:nyancotan:20160106080035j:plain

   1P ハレー彗星 1986年4月16日                  同 4月17日   

※ 3月のシューッと伸びた尾から、すっかり様変わりをして、扇状に拡がる尾になっています。ハレー彗星は、国内でも多数観測されたのですが、まとまった写真集は東京大学出版会が出版した「ハレー彗星をとらえた 1985-86年の写真記録」日本天文学界 編でしょうか。その写真集の中では「3章 南天のハレー彗星」として別の章としてまとめられています。なので、所謂国内からは見えない時期だった様です。でも日本国の中でもグアムに近い南鳥島は別格、普通に見えました。しかも私は仕事で島で働き、彗星を毎晩、見放題!そんな日本人も極少数いたのです。さてこの 4月17日ですが、宇宙を目指していた NASAスペースシャトル・チャレンジャーが 1月29日に事故を起こし、亡くなられた乗員の最後の方が見つかった日です。島の中でほっとしておりました。そんな 17日の日記帳・・「湿度が高く、風もないのでレンズに露がついて困る。月没からは尾も良く見えた。3月の頃とは正反対にのびている。ハレー光度 3.0 以上(Cen δ と同じ位)、尾 8~10°位目視で判る。流星 4時間で 22個、23時13分 -1等、写っているはず。」・・という事は、外に 4時間以上居たのか?昔も今と変わらぬ生活?ちなみに、その日記帳とは

f:id:nyancotan:20160105170000j:plain

日毎にどんなフィルム、レンズ別に撮影枚数と時刻、対象、そして雑感が綴られております。3箇所のホチキスの針には、ページがばらばらにならない様にセロテープ。そのセロテープ・・すっかり劣化して変色、剥がれかけています。博物館級の代物にみえる!?。