nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

経緯台自動追尾 2.5倍 POWER MATE 惑星撮影

POWER MATE 2.5倍を購入して、ようやく先夜、惑星の動画撮影にチャレンジ!

結果は、まぁ何時かは綺麗な木星が・・と残念賞。。

そもそも動画撮影するためには、惑星を数分間追尾しなければならない訳ですが

極軸を追い込んだ赤道儀の様な完璧な追尾は、私の機材(経緯台)には無いはず。。

何しろ、1500mmの焦点距離を 2.5倍するので、3750mmの焦点距離の望遠鏡

そんなものを精度良く振り回すだけで凄い!でも、それが出来ちゃう所が神ってる!!

運が良いのか?私の手元に回ってきた機材は、そんな追尾をこなしてしまいます。

で、通常の NexImage5 の惑星達は、こんな感じ・・

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       金星 12月19日16時36分 Gain 7 50fps 1/2500秒 2000コマ合成 by Rejistax Ver.6

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     木星 12月20日05時38分 Gain 14 50fps 1/227秒 2000コマ合成 同

※ いずれもピクセル等倍。。まぁ何時もの「・・らしい」よりは、それなりに纏まりました。これでも撮影中の姿を肉眼で見るとボケボケ+α 位の下位ランクの状況。むしろ、良くぞここまでという感じです。。で、2.5倍の威力!は(こちらもピクセル等倍)

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火星 12月19日16時58分 2.5倍 POWER MATE利用 Gain 20 25fps 1/120秒 2000コマ合成

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       木星らしき・・20日05時53分 同機材利用 Gain 18 40fps 1/65秒 2000コマ合成

全般に・・まず難しいのがピント合わせ、ただでさえボケボケの夜明けの木星は、数秒に一度、ましな姿を見せる程度。。。なのでピントの確認は困難な中での撮影。で、出来上がったのがこれ。。正直、やはりピントが合っていません。。火星を見ると綺麗に撮れる可能性を感じますが、写せる頻度は少ないのかも知れません。火星は、南極側の氷?が見えているらしい。これまでは、流石に小さくて商売にならなかった火星は、再び写せる範疇に入ってきました。天体撮影で最も難しいのが惑星の拡大撮影 & 輝度の差が激しい月面の撮影。。まだまだ修行は続きます。。そんな私を見下ろしていた「お月様」、昨夜から雲の上に引越しをしました。。

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   月 12月20日05時07分 DOB GOTO12 直焦点 ISO400 1/640秒 合成ナシ