8日の夕方は晴れるらしい、改めて夕暮れの彗星を。。
実は昨年から、田んぼの真ん中観測所は一度も使っておりません。
何故ならば・・一昨年の収穫期を終えて離農したので「田んぼ」は人手に渡り
その真ん中にある程よい場所も、当然のごとく買主の元へ・・と云う訳。
なので今は、撮影したいものによって家の周りで望遠鏡を置く場所を移動しています。
で、四方八方見渡せていた場所とは違い、今は様々な障害物がある訳です。
一昨日の彗星撮影では・・梨の木が、望遠鏡の行く手に!?
先回写した時の高度と方向をイメージして設置したのですが・・
予想していたよりも彗星の高度が低く、更に西よりで、重なってしまいました。ふ~
まっ、いらぬ苦労をしながら写しているのです。その彗星の姿。。
45P 本田・ムルコス・パデュサコバ彗星 01月05日17時22分 ISO1600 10秒 20枚合成
尾があるような雰囲気は・・という出来栄えになりました。DSS(Deep Sky Stacker)では上手くいかず、Rejistax ver.3 で処理しました。彗星の上にある明るい星は 6.2等星、元画像では流石にこれよりは暗く、7~8等級という処なのでしょう。ちなみに彗星を基準に合成したので、周囲の星々が彗星を軸に弧を描いているようです。経緯台の宿命ですかね。さて、もう一つの彗星 2P エンケ彗星ですが・・ある情報では、12等級まで増光している。とあったので、月光があっても写るかな?と期待していたのですが結果は・・・
2P エンケ彗星 01月05日17時40分 直焦点 ISO3200 20秒 21枚合成(検出ならず)
と期待に反し、写りませんでした。写真の赤縦・横線の交点にあるはずなのですが、駄目でした。拡散した姿なのかもしれません。一応、写真内の恒星は17等級前半までは識別できます。また何時か写してみます。