今朝は刷毛で掃いたような薄い上空の雲に覆われています。
風もなく穏やかな朝です。昨夜も、こんな調子なら嬉しかったのですが
昨夜は風も強く、暗くなる頃から St(Stratus:層雲)が増えてしまい
せめて、こと座流星群を捉えようと構えたカメラは、雲・雲・雲のフレームばかり。。
もっと南にある、千歳空港は「霧」になっていましたから、それよりはまし。。でも
ちなみに嫌いな層積雲(Sc)は、地球上の熱収支の調整役を担っている案外と重要な雲
でも・・層雲(St)の役割は良くわからん、
しいて言えば、夏の北海道東部(沿岸部)の気候を冷涼に保ち、避暑地を作るくらいか
2015 ER61 PANSTARRS(パンスターズ)彗星 4月24日03時18分 ISO6400 60秒 6枚 by MT160
2015 V2 ジョンソン彗星 04月21時26分 ISO6400 180秒 11枚合成 by MT160
41P タットル・ジャコビニ・クレサック彗星 同22時40分 ISO6400 60秒 25枚合成 by MT160
同一夜の彗星達、すべて MT160 & TS90型赤道儀による撮影です。上の二枚はコレクターをつけて焦点距離 1330mm(F8.3)によるもので同じ視野(約 1.5°)。下の一枚だけがレデューサーをつけた実視野 2.7°(焦点距離 770mm F4.8)です。約 2倍ほどの差がありますので、41P 大きさが窺い知れます。昨日一枚ものをUPした ER61 は、残念ながら期待の長い尾は写りませんでした。雲に霞んでしまったのか、薄明の中に埋もれてしまったのか。。撮影時の高度は 12度を超えた位。今後はさらに薄明進む中に進んでいきます。そろそろ撮影は限界に近づいています。一方の暗くなる頃に、丁度、撮り頃の高度に達する二つの彗星。ジョンソン彗星は、少し気合を入れて一コマ 3分ほどで撮ってみましたが、さほどドブソニアンと変わらぬ姿。ちと残念・・。41P も同じ。。苦労した甲斐が余りありません。次は、お手軽ドブソニアンで写そっと。。
※ 写真を光度と天の北を示す矢印を付加し差し替えました(同日16時09分)。なお全て彗星核基準合成です。