nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

ふたご座流星群 母天体 ファエトン その子供達

今朝は気圧の谷が接近中。。

とても綺麗な青空が広がった昨日、その続きの星空に期待も

敢え無く、午後 8時過ぎにはシリウスも雲に隠れ・・強制終了。。

それでも帰宅後に、これだけ撮ることが出来ました!

旬の天体、ふたご座流星群の母天体といわれている小惑星ファエトンです。

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  小惑星 ファエトン(12月14日19時36~44分 ISO6400 30秒 15枚合成 C14+レ)

この撮影時・・地球からの距離 0.095AU、太陽と地球の平均距離の 100分の1 ほどのところを通過中。子孫たちの「ふたご座流星群」も活動のピーク、この一枚が写せただけでも満足です。明るさは 10等級前半?大きな望遠鏡ならば、恒星の間を移動する様子が肉眼でも見られるかもしれません。ちなみに 30秒間の露出(焦点距離 2463mm)でも、こんな風に線状に写っていて、一見すると人工衛星の様な感じです。 

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上の一枚と比較すると、右上に線状にのびた姿を見つけることができると思います。そんな母天体を撮っている間にも、群流星を三つ見ることも出来ました。母子共々元気で過ごしているということでしょう。と言いつつ・・前夜、風もあり雪がいつ降るのか?判断も難しい夜に、その流星群を広角レンズで狙ってみました。結果は散々・・

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 ふたご座流星群① 12月12日20時53分 24mm F4.0 10秒 固定撮影 オリジナル20%に縮小

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           ふたご座流星群② 12月12日23時32分 同

どちらも、どこに流れ星?という一枚です。上はスバルの左に、下はオリオンの左下に・・どうにか写ったものの「火球クラス」には程遠いものです。でも、母天体と、その流星が同時に写せることは少ないでしょうし、これで良しとします。ちなみに、その朝

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        夜明けの惑星と月、そして女神 12月14日夜明け前

また、しばらく悪天が続く北海道・・次の更新はいつになるのか??