nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

二つでひとつ・・回顧録 ⑧ & 写らぬ V392 Per

今朝は、薄日が差しています。

上空を St(層雲:Stratus)が飛び、更に嫌いな Sc(層積雲:Stratocumulus)が闊歩。

また日中は晴れ間が広がるのでしょうが、夕方には、これらが蔓延るでしょう

何より、本日は上空の真冬並みとはいかないものの、初冬の寒気が通過します。

午後は「にわか雨とあられ(ひょうかも)」が落ちてきそうです。

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   M51(NGC5194)& NGC5195 りょうけん座 銀河 Arp85 12月24日04時42分

言わずと知れた感じのある「子持ち銀河」です。カメラに付けた小さなレンズでも、その姿を写すことができる、見掛けの大きさの割に案外と存在が写る銀河でもあります。望遠鏡でみると・・明るい光芒が二つあるのを認めることもできます。写真の様にぐるぐる渦を巻いた様子が手に取るようにわかるか?といわれると、う~んですが。。空がとても暗い環境でみると、もしかすると見えるのかもしれません。それでも淡い光を蓄積して姿を浮かび上がらせる写真の様に見えることは、恐らくないでしょう。

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               夕景 05月09日18時36分

一昨日よりも、少し早いタイミングで光が届かなくなりそうな感じです。なぜならば地平線よりも僅か上に太平洋側から流入している St の雲層があって・・そんな状況です。西の地平線付近は一見晴れていますが、撮影時で実は、空の 8割方が St とその仲間たちに覆われています。でも望みを持って・・・

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ペルセウス座で急増光した V392 Per を狙ってみました。左上の輝星はカペラ、ところが

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05月09日20時03分(JST) V392 Per 写らず・・5/1 の時点で 8等ほどまで減光とあった記事を読みそこない。肉眼等級なら写る!。。寒風吹く中、雲の隙間を追って 2時間弱がんばってみましたが残念な結果でした。三重県の中村祐二さんが、4月29日に 6.2等級で発見された新星は、この写真から・・5月9日夕刻の時点で少なくとも 8.4等級よりも暗くなってしまった思われます。私はそんな結果でしたが、中村様、御発見おめでとうございます。