nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

大接近から約二ヶ月・・次第に遠ざかる火星

さて・・日々進路を変えている台風第 24号

先回の台風第 21号と同じく、他の台風の影響を受けない孤立した凄みのある台風です。

唯一、今後、大きな影響を受けるのが「偏西風」の流れ。

現時点では各国(本邦・欧州・米国)の進路予想には、まだ大きな開きがあります。

テレビで放送されているのは、ほぼ米国の予想を基にした進路予想

いずれにしてもゆっくり北上して、何時かは偏西風に乗る時が来ます。

日本付近の海水温は、まだ高い状態を維持していて急速に衰弱する可能性はありません。

接近が予想されたら覚悟を決めましょう。良く情報を確認して、早目の行動を!!

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                火星 09月17日19時11分 Gain 16 50fps 1/200秒 600コマ合成 MT160+コレクター

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 土星 同日18時46分 Gain28 50fps 1/30秒 600コマ合成 機材同上 NexImage5 動画利用

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           月面エックス 同日撮影 機材同上

火星は、一頃よりも随分と小さくなって、形も卵型に見えるようになってきました。撮影時刻も、日没からあまり時間をおかずに写すようになっています。ただ火星の面白い所は、他の外惑星のようにすんなり撮影できなくなることがなく、自身が天球上を東へ動くので、このあと日没時の見かけの位置が大きく動きません = もう少し写せる時間が残っています。対照的に土星は、あっという間に太陽に近づき写せなくなってしまいます。昔の人々は、そんな変な動きをする星(惑星)を日々観測しては、天球上の位置を確認し、天動説やら地動説など、頭をひねっていたのでしょう。そう思うと望遠鏡を使わずに地動説を唱えたコペルニクスは凄いですね。そして天から彼らを見続けていた「月」、この夜の月には、望遠鏡でみつかる「月面エックス」がありました。スキャパレリは火星に運河を見出しましたが、月面エックスには気が付いていたのでしょうか?タイムマシーンに乗って彼らの話を聞いてみたいですね。

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    夕景 09月25日17時21分・・一見晴れているようですが、薄曇です。