nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

模様の見える火星と隙間の微妙な土星

さて明日未明は期待の星空・・のはずも、気圧の谷が抜けるのが、どんどんと遅れ

晴れてくるのは薄明開始前になるかも。。撮影可能時間は、せいぜい 1時間?

そんな短い時間で、何を撮ろうか?逆に悩んでしまう。

ここは腹をくくって、流星にチャンレンジ!!かな

どこに現れるかわからない予測不可能な流星、あとは自分の運にまかせるだけ

りゅう座流星群の母天体 21P ジャコビニ・チンナー彗星も明るいなら

同一夜に、その両方を捉えられれば良いのだろうが

ここでは、そんな余裕はなさそう。。

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火星 10月04日18時16分 Gain14 50fps 1/227秒 600コマ合成 MT160+コレクター & NexImage5

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      土星 同日18時02分 Gain 28 50fps 1/30秒 700コマ合成 機材同上

最近は、まだ明るい夕空の中で、まず火星(マイナス1等級)をみつけ、次に双眼鏡で土星を探し、望遠鏡のファインダーで導入しながら望遠鏡の本体で、土星を先に撮影。。そんな手順で写しています。一応、赤道儀の追尾精度を担保するのに、極軸望遠鏡で北極星を導入してからなので、全体の行動は日没直後から開始しています。MT160 & TS90型赤道儀は設置する場所を決めてあり、地面に黒スプレーでマーキングしてあります。なので、そこに設置し三脚のレベルを撮れば、ほぼ極軸望遠鏡の中(青空)に北極星がキラリと輝いています。あとはその時刻の北極星の位置にスケールを頼りに入れます。問題はそこから・・いくら導入しても大気の状態が悪いと、結果は悲しいものに。。

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    土星 10月03日18時00分 Gain30 50fps 1/30秒 600コマ合成 機材同上

ま、こんな調子です。この日もそうでしたが、当地では日没後に気温が下がり出すと内陸から風が吹き始めます。すると筒内対流が発生して、大気の状態に関わらず画像が乱れに乱れます。この夜は火星は諦めました。晴れても、それぞれの土地で特有の環境があるので贅沢はいえません。あとは粘るだけ・・。