今朝は雨上がり・・地面がしっとり濡れています。
昨夜は、予定通り 21時頃から晴れ間が広がり・・でも南風が 3 m/s超
で、望遠鏡での撮影は諦めカメラに三脚でオリオン座流星群を。ま、いつもの放置プレイ
撮影時間 21時~午前 2時・・およそ 5時間、27mm相当の画角で狙いました。
が、活動の初期。ざーっと見たところ、写っているのは 2つ。後ほど・・。
29P Schwassmann-Wachmann彗星 10月13日20時33分 ISO6400 30秒 17枚合成
同 10月04日20時17分撮影 ISO6400 30秒 21枚合成 機材は共に C14+レデューサー
9日間の時を経て、姿が変わった印象です。形状は似ていますが、全体に広がり淡くなった様です。画像から受けるイメージで特徴的なのは、核から周囲に不均一に明るい部分が僅かに伸びている。そんな感じを受けます。木星の外側で、一体どんな活動をしているのでしょうか?とても脆い核が回転(自転)しながら、時々太陽の影響で一部が崩壊・噴出・拡散。。もっと巨大な望遠鏡や宇宙望遠鏡を使って、その活動を観測してみたいですね。では・・その他の彗星も
21P Giacobini-Zinner彗星 10月14日03時23分 ISO6400 30秒 18枚彗星核基準合成
38P tephan Oterma彗星 10月14日03時07分 ISO6400 30秒 15枚彗星核基準合成
64P Swift-Gehrels彗星 10月13日20時49分 ISO6400 30秒 14枚合成 機材は全て同上
彗星は、核を構成する物質に違いがあるのか、太陽との距離などの違いが要因なのか・・それぞれに独特の形状に発達します。変化するところが彗星らしいところ、ただ小惑星と彗星の境目は、本当に紙一重。。さて 2018年も終盤に入りました。岩見沢郷土科学館の天体教室「星を見る会」も予定の3回を終了し、既に来年度予算計上のために次年度の計画を策定中です。ま、私は来年の天体現象の見やすいものや、トピックスをまとめて参考資料として提出する程度ですが・・。で、来年は目立つ日食は真冬に、流星群は月光に邪魔され、惑星は 2018年の様なイベントもなく。。とても地味~な一年となりそうです。なので是非、誰もが空を見上げるような大彗星が発見されることを願っています。
雨の夕景 10月15日16時37分 ・・ 振り返ると虹がかかっていました。