nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

M17 散光星雲(Ω:オメガ星雲) いて座

おばんでございます。

現状は全天のうち、雲は 2割ほど・・「晴れ」です。

風は、昨日に比べると弱い状態です。

が不思議なこともあるもので、西の地平線近く・・

今日も雲が見えています。

写せる可能性があれば、チャレンジするので明るい内に「お外にGO!」

ちなみに昨日は・・

夕空の上層雲の中に、ふたご座の β星(ポルックス)を見つけることが出来ました。

これで普通の星と彗星の二つのイメージの差が把握出来ました。

さて、今日こそ雲が切れて姿を現してくれるでしょうか?

結果は明日朝に・・

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                     M17(いて座 散光星雲)06月19日22時23分 直焦点撮影

 DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO6400 20秒 18枚合成 PENTAX K-01

※ オメガ星雲と愛称のある比較的大きな星雲です。正直なところ、どう見るとギリシア文字の「Ω」に見えるのか不思議な感じです。オメガ星雲と呼ばれ始めたのは、それはそれは昔の事です。望遠鏡の巨大化が進む時代・・ガリレオが見ていた反射式望遠鏡の鏡の直径は 4cmでした。が時代を追ってどんどんと巨大化します。鏡やレンズを作るのも大変ならば、焦点距離が 10メートルを越える様な望遠鏡が作られ、望遠鏡を覗くために「はしご」を昇る時代が来ます。そんな時代に、この星雲を見てスケッチを残した方がおりました。そのスケッチを見て「うーん Ω の文字に見える、オメガ星雲と呼ぼう」 なんて言い始める訳です。そのスケッチを残された方、ルイス・スイフト天文学者:米国)さん、時は 1885年のことでした。スイフトさんは、沢山の彗星を発見されたことでも有名な方です。