nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

1月23日 満月一歩手前

おはようございます。

昨夜は、夜半から午前 3時頃にかけ少々厚い上空の雲が通りました。

その前・・宵空は風も強く、層積雲がいたのでターゲットを未明の空に絞り

そして午前 3時、西に傾いた満月を見ながらスタート!

が、壊れた赤道儀・・本当に壊れてしまったのかスタートしません。。

唯一駆動していた地球の自転を追うモーターが、うんともすんとも動きません。

これでは、ただの重い三脚・・彗星も何も追尾出来ません。

初期化など幾度か試みましたが、時が過ぎるばかり・・諦めました。。で

ドブソニアン、強い北風からを守り撮影をするぞ!と、昨夜は納屋の中にセット(初)

ところが、これが裏目に・・撮影を始めようと納屋の電動シャッターを上げると

外のマイナス 16℃の空気が、納屋の空気と混ざり合い(望遠鏡の筒内も)

星や木星が、あられもない姿に・・見ていられません。

結局、外気に早く馴染ませるために、望遠鏡を外に再セットする羽目に・・

寒いは、重いは、暗いは・・三重苦、そんな夜でした。。

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           月 01月23日18時45分 直焦点撮影

       DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO400 1/3200秒 PENTAX K-01

※ 満月に達する 16時間余り前の月です。僅かですが左側が欠けています。月のクレーターは欠け際にある時が見頃の事が多く、天文年鑑誠文堂新光社 発行)でも月縁の見頃を示した図が掲載されています。月は同じ様に欠けていても、地球に北側を多く見せていたり、反対に南側(東や西も)を見せていたりしますので、僅かに表情が違います。時として、余り見ないクレーターが顔を出す事もあります。ただ肉眼で判るか?というと・・・流石に視力 5.0 とかあれば判るかもしれませんが、それを他人に言っても、その人が見えなければ???な世界です。見えないものが見える。とは、そんな事です。もしかして幽霊と同じ・・違います。誰もが写真に写す事が出来ますので・・おまけ、最後に水星を撮影した後の景色です。

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01月25日06時21分 左にドブソニアン、右に動かなかった GINJI 150FN、右上に金星。ドブソニアンの向いた先に水星(仰角 3° )があります。注:写真では見えません。という事で、未明から「木星・火星・土星・金星・水星、そして地球」を見ました!