nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

2P エンケ彗星 1/26 & リゲルでピント合わせ

昨日は結局・・雨の一日、寒冷前線が通過した午後 4時を過ぎても雪は降らず

そもそも上空の流れが、西南西なので仮に雪雲があっても、当地(岩見沢)には入らず

その上空の流れ、今日午後にかけゆっくりと北成分を持ちます。。

当然、前の見えぬ吹雪になる予定。

そんな吹雪のあとの明日夜明け、本当に木星を撮ることは出来るのか?

それよりも今夜積もる雪を片付けている間に、お日様が出てしまうかも!?

かなり厳しいかな~。。

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              2P エンケ彗星 01月26日18時17分 直焦点 ISO3200 20秒 16枚合成

またしても・・何処にあるかわかりますか?という写真(彗星は赤縦横線の交点)。。上空の薄い雲に覆われた中で強行した撮影、当然の結果です。微かに浮かぶ光芒となりました。薄いながら雲を通しても写るのは、それなりに明るい証拠。。またの機会に期待します。さて、そんな上空の薄い雲は、濃くなったり・無くなったり。。で予定通り エリダヌス座の惑星状星雲 NGC1535 を撮りました。機材は DOB GOTO12 + 2Xテレコン 、焦点距離 3000mm F10.0 の望遠鏡。難しいのがピント合わせ、利用したのは、オリオン座の β星(リゲル)。この星・・連星系で 0.3等の主星に 9.2"角離れて 7.0等級の伴星が寄り添っています。この星を使うと、思いのほか微妙なピントの調整が可能。まず、そのオリオン座 β星は・・こんな感じ

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                リゲル 01月26日18時58分 ISO800 0.5秒 4枚合成 Rejistax Ver.3

目標は、もっと難易度の高いシリウスbを写すこと。。でも、まだ叶いません。なので

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      NGC1535(エリダヌス座) & NGC2392(ふたご座) 惑星状星雲

惑星状星雲のアップを・・NGC1535 は ISO6400 15秒 x 7枚、NGC2392 は ISO3200 20秒 x 9枚 を Rejistax Ver.3 で合成処理しました。同じような大きさ(見かけ)の似た雰囲気をもつ惑星状星雲です。先日もエスキモー星雲(NGC2392)を UPしましたが・・写すなら一蓮托生!また撮ります。今回は、感度を抑えて露出を伸ばしたぶん先回よりも綺麗な仕上がりになりました。NGC1535 もそうすべきだったと反省。。それと同時に 30000mm の望遠鏡を経緯台が20秒も自動追尾できるのがちょっと嬉しい。スカイウォッチャー DOB GOTO12 恐るべし。。