nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

30年ぶり MT160 & TS90 始動!だったのに

今朝は北風が、まだ木々を揺らしているものの、ほぼ快晴

と言っても・・今、札幌方面に雪を降らせている雪雲が昼前から入ってくる。

今日午後から明日一杯、時々雪。。

今朝の風は予想通り、ドブソニアンは無理だろうと考えた。

アストロアーツの画像投稿も見た。45P 本田・ムルコス・パデュサコバ彗星・・

案外と大きな姿だが、誰一人、尾が写っていない。。

そこで・・30年振りに TS90型赤道儀始動!& MT-160 を使ってみることに

とは言うものの・・ここ数年、経緯台で楽チン設置(レベルをとれば良し)だったので

北極星を使って極軸を合わせるのが、億劫。。

GINJI 150FN の時は、ポーラーアライメントとか文明の利器があったし

とぶつぶつ言っていても始まらないので・・やるしかない!!で、シリウスです。

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  シリウス パーティマノフディスクでピント調整 & 30秒露出で軸合わせ確認

何しろ30年振りに駆動させる望遠鏡、初めに・・ファインダーがあっちを向いていたので、遠くの外灯?を使って調整。それから薄雲の中に微かに輝く北極星をみつけ、極軸望遠鏡の視野へ・・極軸望遠鏡の赤いLED照明でスケールもバッチリ!ですが、30年前のスケールのままだから、北極星はスケールの内側の円よりも更に天の極へ近づいていてスケールオーバーというか、スケールの二重円の幅の 2.5倍内側が、現代の見えぬ円らしい。。昨日は、20時17分に北極星は丁度真西を通過、そのタイミングよりも 3時間前・・17時17分に45度ずれているはずなので、そこで合わせる。そして20時17分にずれていないか、再度チェック。まあ、どうにか・・。そこで撮影開始!!といっても、月に大きな傘雲。。まだまだ薄雲が全天を覆っている。撮れるものもないので、ピント合わせと軸合わせの確認。。GINJI 150FN の時に使っていたパーティマノフディスクを流用して30秒露出・・上の写真が出来上がりました。まぁ調整は良いようです。で次にお月様を

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           月 02月06日21時02分 MT-160 + レデューサー(焦点距離 770mm F6.3)

いつものドブソニアン直焦点(焦点距離 1500mm)に比べ、レデューサーを使ったので約半分の大きさに写ってしまいました。トリミングなしで、この姿なので・・。コマコレクターを使うと焦点距離が 1000mm → 1330mm(F8.3)の望遠鏡になるので、そちらが良かったのですが、今回は翌朝の彗星が最大の目標!その設定で。では、その彗星が輝いていた!?領域です。

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      45P 本田・ムルコス・パデュサコバ彗星は写っていません。。

撮ろうと思っていた領域です。が、なんと寝坊をして・・起きた時に 05時30分、それから防寒着を重ね、赤道儀駆動用のバッテリーを持ち外へ、計画通りベガをファインダーに入れ、その輝きをカメラでも捕らえ。。次に赤緯を南に30度シフトしてパチリ!・・おぉー予定通りの領域だ~(手元の星図で確認)。でもですね。既に肉眼では2等星位しか見えないほど空が明るいのです。時、既に遅し。。写真では、多分 10等級以下も写っているようですが、淡い彗星は???そんな、お粗末な一枚となりました。さて次のチャンスはあるのか?