nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

MT160 で撮る、お月様 & 木星

さて、久々の好天も昨日まで・・

今日からは曇り、明日から 11日頃まで雨や雲り。。

2017年 彗星会議で訪れる旭川も、会議開催中は雨や曇り。

昼間の星を見ることができる旭川市科学館の望遠鏡も、流石に雨では難しいだろう

青空に星。。案外と天体を好きな方でも実際に見たことがある人は少ない(多分)

良い機会だったのだが、ちと残念。

f:id:nyancotan:20170607081337j:plain

f:id:nyancotan:20170606152725j:plain

f:id:nyancotan:20170607081417j:plain

f:id:nyancotan:20170606192624j:plain

上から6月5日、NexImage5 撮影の月、そして昨夜(6/6)MT160 + コレクターで撮影の月。下の一枚は、欠け際を撮った 5日から 24時間ほど経っているので、上 3枚の箇所が全てが明るい部分に埋没気味。当然だが、月は日々姿を変える(見た目)天体なので・・撮影するにも望遠鏡で見るにも楽しい対象。ただ昔の教科書にも記載があったように、美しく撮るのが難しい天体の代表。その難しい天体のもう一つ。。惑星の拡大撮影

f:id:nyancotan:20170607082107j:plain

 木星 06月05日19時55分 MT160 + コレクター NexImage5 Gain23 50fps 1/60秒 2000コマ合成

上の 3枚と撮影機材は同じ木星の姿、見た目、木星の小さなことがわかる一枚です。動画撮影は・・月は明るい & 自転の影響も無視できるので、撮影時間を長くとっても合成に支障はない。それに比べ木星は、自転周期が約 10時間と短いので、余り長く撮影すると表面の模様が移動して合成しても妙な姿になってしまう。なのでワンシーン 2分と云われている。さて、月の動画撮影で気が付いたこと・・月は自転の影響を感じずに撮影できるので安心。と思っていたら、月の公転運動(地球の周りを回る)の影響で、強拡大しているとフレーム内で動いていくのがわかる。と云うことは・・天球上の同じ場所を長く動画撮影してると、月が微妙に移動してしまう。MT160 を載せている TS90型赤道儀は、恒星時追尾・月追尾の選択ができるドブソニアンと違い、恒星時追尾一辺倒。最近の赤道儀なら、ポータブル赤道儀でも月追尾機能もあるが 30年前の機材(私の)では、そんな機能は存在しない。でも、どこにも持ち運びができて天体が写せるだけでも夢の様な存在。ありがたや、ありがたや