昨夜は予定通りの月夜(快晴)でした。
戸外の気温は、午前 2時で 5度丁度。辺りのものにびっしりと露が降りていました。
が・・・外へ出る前に確認した衛星画像の雲
あれっ?予定にない雲が日本海北部を埋め尽くしています。しかも・・
動きが南東方向、ざっと推算すると。。午前 0時頃から上空へ
それが当たれば、正味 3時間の月夜 & 土星の撮影もままならない
で、実際・・やはり来ました。午前 0時過ぎから Sc(層積雲)の一団
ただ急な広がりはなく、丁度、明け方の気温が下がる頃に上空を覆いました。
おかげで霜が降りずに済みました。
こんな時位は役に立つ層積雲、放射冷却を阻む「天からの掛け布団」の様でした。
天に感謝!ありがとうございます。
M57 こと座 惑星状星雲 05月20日21時23分 MT160+コレクター(焦点距離 1330mm)
M57 同上 05月22日22時49分 C14+レデューサー(同 2463mm)
焦点距離が、ほぼ 2倍ほど違う機材での撮影・・当然、写る姿は面積 4倍。MT160 では微かな中心星の輝きも、しっかりと写すことができます。色調は大きく違って見えますが、これは C14 の画像をこねくり回したため。。ぱっとみ、周囲の星々も赤みが強くなってしまっています。さて先日、久々に DOB GOTO12 を稼動させた夜・・こちらも久々、自分の「目」で天体をみてみました。見たものは M13(北天一の球状星団)と M57(上の写真、リング状星雲)の二つ。M13 は倍率を 150倍に上げると 星団を形作っている星が分離して、数え切れないほどの粒々(星)が見えてきます。月光のある中でも、こんな感じなので大人なら初めて望遠鏡でみたとしても、粒々を感じてもらえそうです。一方の M57 は、月の輝きで多少空が明るくても楽に視認できます。月の居ない夜なら、こちらも一般向けの天体として紹介できそうです。さて、ことしも 7月から科学館の「星を見る会(天体教室の名称を改め)」で、大人や子供に星を見てもらいます。今年の目玉は「火星大接近」ですが、望遠鏡を覗く機会は一般には少ないので、この機会に・・です。何より、晴れるといいな
夕景 05月26日18時52分・・とうとう日没の時刻が 19時を過ぎるようになりました。
月(月齢 11.1日) 05月26日22時20分 MT160+コレクター ISO400 1/500秒 合成なし