nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

6月23日 ダストストームに覆われた火星?

昨夜は予定通り晴れました。

午後 11時頃までは、時々雲(Sc)が通り、その後は風速 5メートルの環境下

前半は、雲が通り過ぎるのを待てば良いのですが・・後半は散々です。

せっかく晴れてくれたのに、銀河を写せば星型にのびて、火星は視野の中を跳ね回る!

こんなの撮っても無駄かもと思いながらも

車を風上に置いて、更にブルーシートを車と自分の間で張って

それでも・・見えない風は、そんな努力をすり抜けて望遠鏡を揺らしまくり。

夜明けには、北東の空に「カペラ」が顔を出し、その上にペルセウス

火星も牧神パーンの中に赤く輝き、なんだか消化不良の一夜でしたな~残念。。

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  火星 06月23日01時53分 Gain12 52.37fps 1/60秒 1000コマ合成 MT160+コレクター

微かに南極冠がありそうなので、それで位置を決めました。撮影時の火星表面の模様を比較できるようにステラナビゲーターによる火星像を付しています。うっすらと大シュルティスが見える様ですが、そもそも、撮影時は火星がじっとしていない状況なので微妙です。火星表面にダストストームが発生して以来、既に半月以上の時間が流れていますが、その影響が甚大になりつつあるようです。見掛けの大きさが順調に大きくなっている中で、とても残念な状況です。火星は乾いているので雨が降って塵を地表に落とすことも無いでしょうし・・。来月末の 18年ぶりといわれる大接近までに、どうにか透明度があがることを願うのみですね。。

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              夕景 06月22日19時14分 

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           春分を過ぎた頃 03月29日17時50分

21日は夏至でしたから、昨日も「ほぼ夏至」ということで・・春分の頃に写した写真で太陽の沈む位置と時刻を比較して見ました。おおよそ、いつも同じ場所から写しているので、ほほ~ん。と小学生で習う「季節と太陽の沈む方向」的な資料が出来上がります。こうしてみると、太陽(地球)は、人知れず毎日動いていますね~。

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    月 06月22日20時06分(月齢 8.6日) ISO400 1/250秒 合成なし MT160+コレクター

月は随分と南側をみせているようです。さて火星、画像処理にリトライしてみます。