さて、今朝午前 3時に満月下で起きた目的のもう一つ
画像処理が終わりましたので UP します。
こちらは山形県にお住まいの板垣 公一さんが発見された超新星です。
発見は 10月23日未明、発見時の明るさは 16.3等と報告されております。
板垣様 発見おめでとうございます。
現れた銀河は、UGC7534(PGC40645) 不規則銀河:IRR 光度 15.3等
当時は満月前の月は地平線へ沈んでおりますが、薄明がすでに始まっている状況。
北東の空、北斗七星の柄の付け根辺りです。
UGC7535 おおぐま座 不規則銀河 15.3等 10月26日04時01分 ISO3200 30秒 14枚合成
同 ピクセル等倍を50%縮小・トリミング処理 超新星候補は赤縦横線の交点
私が写した環境は今朝UPした満月過ぎの月光下、流石に 15等級の銀河は50%縮小版のみ、薄っすらと影がある程度。それでも星はクッキリ写るので、判別が可能です。発見時よりも僅かに暗くなっているようです。銀河の方は余りに酷い写りなので WikiSky から画像を参考に頂きました。不思議な感じの銀河です。ちなみに満月の光が、どの程度、銀河を写すのに影響するか・・ということで、隣にあったメシエ天体を写しました。
M109 ISO3200 30秒 11枚合成 機材同上
オリジナルの画像は、見事に青空・・明るい銀河でも、こんな感じで精一杯です。
注:同星はスペクトル観測を経て「Ⅱ型超新星」であることがわかりました。(27日17時32分 追記)
板垣様 改めまして発見おめでとうございます。