nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

南に低く、期待の 46P ビルタネン(Wirtanen)彗星

昨夜は・・またもや絶好の出だし!

今夜こそ。。だったのですが、今度は雲にあらず目に見えぬ風の攻撃

暗くなった頃から、どうも周りの高い木が風で鳴っていたのが気になっていたのですが

上空を吹いていた風が、地上まで降りてきて万事休す。

仕方がないので、一昨日夜・昨夜と「おうし座流星群」の流れ星を幾つか見たので

最後の手段に、おうし座流星群を写す広角レンズ & カメラに三脚で放置プレイ

そんな考えも浮かんだののですが、そのカメラさえも風で倒れそうな勢い。。

結局、二夜続けて夜明けの景色も見ずに撤収となりました。

かなり悲しい、次の星空は 7日夜かな~

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 46P ビルタネン彗星 11月02日22時05分 ISO6400 30秒 19枚彗星核基準合成 MT160+コ

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   同 11月03日22時02分 ISO6400 30秒 29枚彗星核基準合成 MT160+レデューサー

二夜続けての撮影ですが、3日の方が低空の透明度が良かったようです(撮影時の彗星の高度 13°強)。現在、彗星は天球上の見かけの動きがとても小さくなっていて、約 24時間で南東方向に少し位置がずれていますが似たような場所に写っています。このあと彗星は、次第に動きが大きくなり天球上を北上していきます。合わせて地球との距離も大幅な変化をみせ、今月が終わる頃には肉眼でも見えるようになると予想されています。月光や街明かりがない場所に行けば、星空の中にきっと見つけることができるでしょう(位置を教えてくれる人が頼りかも)。写真をみると、頭部から北側にわずかに尾が伸びています。どうも合成処理をすると埋没傾向にあるので??ですが、確かに存在しています。このあとの変化が楽しみです。

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     夕景 11月03日16時16分・・わずかに太陽は山の稜線の向こうへ

※ 撮影機材 2日 MT160+コレクター(焦点距離 1330mm)、3日 MT160+レデューサー(同 776mm)