今朝は雨・・も、天気図とにらめっこをして晴れるチャンスを見つけました。
11月14日午前 2時~4時過ぎ、5時には再び雨の恐れ
そんな期待に応えるように、見事!晴れてくれました。
もちろん写したい天体はひとつ、日本の藤川さん・岩本さんが発見された新彗星
彗星の位置から、薄明が始まる前の 1時間ほどが撮影のチャンス。
午前 2時半・・起きて、窓の外を眺めるとシリウスが輝いていました。
ただ彗星は、まだ地平線の下。。防寒着に着替えていざ出発
2018V1 Machholz・藤川・岩本彗星 11月14日03時49分 ISO6400 30秒 27枚彗星核基準合成
まず発見された Machholzさま・藤川さま・岩本さま、本当におめでとうございます。写真は、薄っすらとイオンテイルが写ってくれました。それだけで十分です。正直な処・・悪天が続き、写す機会もないままに彗星が天球上を東へ進み、太陽に近づき北半球からは見ることが出来なくなる。そう思っていましたので。。撮影開始時の彗星の高度(仰角)は 14度もありませんでしたが、おとめ座 γ(ガンマ)星とほぼ同じ赤緯で 12分東に彗星が輝いているので、まずガンマ星が見えることを確認して彗星を手動導入、あっさりとフレームに入ってきました。雨雲は西海上から接近中・・ただただ撮りました。そして午前 4時30分過ぎ・・雲が広がり、全てが雲の向こうに。。最初で最後の一枚かもしれませんが、貴重な星空をありがとう。と、天に感謝を伝えました。
※ 彗星はマックホルツさんが世界で一番早く発見報告をして、順に藤川さん・岩本さんと三名の方の名前が付けられています。撮影機材 MT160+コレクター(焦点距離 1330mm)& PENTAX K-01 直焦点撮影
注 写真を2セット撮影したもの2枚を、比較明合成したものに差し替えました(11/14 11時11分)。