今朝は曇天、上空の寒気が少し弱まったのか積雲から層積雲に変わりつつある様子。
それでも札幌方面では、まだ冷たい雨をほんの少し落としている。
今夜にかけて期待の・・だったのですが
下層の雲が少なくなるにつれ、上空の雲が増えるという悪夢
結局、晴れている時間はなさそう
でも、磨り硝子の向こうに彗星が見えるかも?なんてね。そんなに残り時間もないし
EG Cnc かに座 矮新星 11月14日03時28分 ISO6400 30秒 15枚合成 C14+レデューサー
同 オリジナルをピクセル等倍から50%縮小してトリミング EG Cnc は赤縦横線の交点
夜明けの彗星を撮るために、外に設置していた赤道儀 TS90型の極軸を合わせ、彗星が地平線から顔を出すのを待つ間に・・天頂近くまで昇った矮新星を撮ってみました。過去の変光の様子から、いつかは元の暗い姿に戻るだろうと思っていたので、もしかしたら写らないかも?なんて思っていたら、変わらず写ってくれました。案外と明るい姿でした。ちなみに・・10月上旬に増光が認められてからの様子は AAVSO Home で公開されています(EG Cnc ~ こちら https://www.aavso.org/apps/webobs/results/?star=EG+Cnc )。この中でライトカーブを表示させるとこんなグラフをWeb上でみることができます。
EG Cnc ライトカーブ(時刻メモリはユリウス日 左が再増光の頃、右が最近)
最初の増光のあと暫くして、安定した周期で明暗を繰り返している様子がわかると思います。このままの変化と仮定すれば、明るくなるタイミングで写せるかもしれません。一体いつ元の暗い姿に戻るのか?眠りにつくタイミングにも興味がありますね。
試しに自分の観測したデータをグラフにプロットしてみました(追記等 15日15時20分)
小さな赤丸(10個)が、私のAY法による光度です。大よそ合っているので感激です。