nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

相互作用銀河 NGC5560 ほか おとめ座 Arp286

今朝は曇り空、上空を寒気で覆われているので肌寒い朝です。

天気予報では「雪だるま」が顔を出しています。季節的には珍しい訳でもなく普通

さて WHO事務局長が「新型コロナウィルスと人類は長い付き合いになりそう」

そんな発言をしています。

欧州や米国では感染拡大の勢いが落ち着き始めていますが、アフリカなどは拡大傾向

医療後進国や独自の文化をいまでも守る少数部族や民族にとっては、脅威の伝染病です。

そして感染拡大の勢いが失われていない唯一の医療先進国が「日本」です。

唯我独尊、追従するものはありません。何故かは論じる必要も今ではありません。

さて核の崩壊が 3月末に起こったと云われる 2019Y4 ATLAS彗星ですが

核の様子をハッブル宇宙望遠鏡が観測をしました。これがその姿です。

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      ハッブル宇宙望遠鏡による彗星核画像 by the Space Telescope Science Institute

※ 出典 ATel #13651:Continuing Fragmentation of C/2019 Y4 (ATLAS) より

流石に宇宙空間に浮かぶ「眼」は違いますね。これをみると 20日夜の時点では、顕著な核の断片は 4つ以上存在しているようです。とりあえず軌道上を進む物体はある。ことはわかります。5月23日には夜明けの北東の空、明るくなると予想される 2020F8 SWAN 彗星と天球上で上下(見掛け)に並ぶ姿がシュミュレートされます。ただ、こちらは、その頃には崩壊が進み写そうとしても写らない姿になっているかもしれません。今見えているものでも未来は誰にもわからない。。それが現実のようです。

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 NGC5560 おとめ座 Galaxy 12.4等 03月30日00時14分 ISO6400 30秒 20枚合成 C14+レ

相互作用を及ぼしあう三つの銀河、中央の細長く見えるのが NGC5560 、左に大きく輝く NGC5566(Galaxy 10.5等)、その左上に接するように淡い NGC5569(棒渦巻銀河:SBc 15.0等)があります。相互作用を及ぼしあっているということは、銀河自体も同じような空間に浮かんでいる。ということです。元々離れて存在していた銀河が、互いの重力で引き合い近づいたのか。。そもそも同じような空間で生まれたのか。。おそらく前者でしょうが、その間の変遷はどんな感じなのでしょうね。最近の研究で、グリーンランドの氷床が 1万4000年前に 2000年かけて急速 ?に融解し、地球上の海水面が 20メートルほど上昇したとありました。そして、その頃の二酸化炭素(温暖化物質)濃度は、現在のそれよりも遥かに少なかったと・・。当然、現代も融解が同様に、いやそれ以上の速度で進んでいます。ざっと 200年ほどで約 8メートル上昇するだろうと予測されています。グレタさんが声を大にして各国首脳にも怯まず温暖化対策を叫んでいますが、島国日本も先般の関西国際空港の高潮による浸水・・などもみれば、他人事ではありません。環境大臣は、今は居るのか居ないのか存在が薄くなっていますが、福島の汚染水等々も含めて、国際的な協調と人類の未来に貢献できるよう腰をあげて欲しいですね。ちなみに、ゆりちゃんへ・・店舗への買出し制限にイニシャル別の整理はどうでしょう。。せめて誕生月位にしませんか。なんでも横文字を選ぶのは混乱を招きますよ。。