nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

ヘルクレス座の双子銀河 NGC6500 & NGC6501

今朝は曇り(St:層雲)空、風はなく穏やかといえば穏やか。。ただ肌寒い・・

風が吹いていたら毛糸のセーターでも、そんな朝です。

さて約三か月ぶりに新型コロナウィルスで亡くなった方が、昨日はいませんでした。

その一方で、首都の繁華街を含め新たな感染者が絶えません。

北海道でも同様で、数字は小さいですが、絶えることがありません。

完全な形でなければ開催は・・と言っていた、東京オリンピックですが

観客を少なく、開閉会式を簡素化、等々

「完全な形」は、既に過去のもの形骸化しているようです。

世界に目を向ければ、正直なところ「開催」そのものが出来るのかが危ぶまれます。

ワクチンの開発が順調に進むのか?全ては、そこにかかっています。

当初は我先に開発、甚大な利権の確保・・と競っていましたが

ここにきて情報を共有して、どうにか早期に開発を。。そんな流れになっています。

世界の流れは「分断」よりも「協調」に向かっているようです。

その流れの中で新たな世界観が生まれるのなら、神の望むところかもしれません。

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 NGC6500 & NGC6501(上)ヘルクレス座 銀河 13.0等 & 12.3等 03月30日01時32分

姿のよく似た銀河が二つ並んでいます。これらの銀河は視線速度もほぼ同じ、見える方向も同じ、ということで物理的に双子のような関係だとわかっています。。パッと見た目では 6501 は楕円銀河のよう、6500 は渦巻銀河のようにもみえます。いつも思うことですが、ここに住む住民は、どんな夜空を見上げているのでしょうね。腕で円盤構造をもつ 6500 の住民は、天の川と別に隣の 6501 が、大きな明るい楕円体として夜空に浮かんでいるのでしょうか・・。ジョディー・フォスターが主演で描かれたコンタクトという映画では、人類が未知の生物によって地球にもたらされた生命体で、その起源をイメージする映像が流れます。その中で別の銀河を旅するようなシーンがあるのですが、私達が見上げている夜空とは別の天球が壮大に描かれています。映画の世界も、現実もさほど変わらないのが実際なので、いつか、そんな夜空を見上げる日が来るといいですね。

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 夕景 06月07日19時01分・・St が雲海をつくり、太陽はそこに沈んでいきました。