nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

400万光年先に M51 りょうけん座 Arp85

今朝も St(St:Stratus = 層雲) 曇り・・。

霧雨なのか雲粒なのか、肌をだしていると何か小さなものを感じます。

そんな今日は午後から晴れ間が、そして明日は朝から良く晴れそうです!

いわゆる「登山日和 & 釣り日和」って感じです。

樽前山は、昨年は 6月12日に日帰りで登っています。今年も明日行きますか?

微妙なのが、部分日食が始まるまでに自宅に戻ることが出来るか、否か。。

休日の樽前山は、案外と人出があります、7合目の小さな駐車場は朝には一杯。

すると溢れた車が登山道の道なりに車・車の車列を作ります。長さ 1キロ程にも

まぁ登る距離が往復 2キロ延長されて、運動できると思えば感謝です。

当の日食は、今日の予想資料が 100点ならば「みえそうです」

ちょっと薄雲越しですが、どうにかなりそうな感じ。

どちらも、なかなかチャンスがないので、まず朝 6時に出発して登ってきますか!!

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 M51 りょうけん座 銀河 8.4等 Arp85 06月12日23時28分 ISO6400 30秒 31枚合成 C14+れ

子持ち銀河の愛称で呼ばれる銀河ですが、当初は視線速度などのデータから地球からの距離は 2000万光年前後だと言われていました。今では、その距離 400万光年と修正されていて、案外とそばに浮かんでいることが分かっています。その距離を大きく修正したのは、この銀河に現れた超新星の存在だそうです。その出来事は 2005年のこと、わずか 15年前の出来事です。チャールズメシエが発見したのが 1773年、それから 240年余りあとの出来事で一つの新たな常識が生まれたということですね。私達が暮らす世界も、のちの世界からみれば未開の世界に近いのかも知れません。今朝のNHK NEWS Web に、桜島噴火に伴う気象庁が犯したミスについて様々な意見などが書かれていました。その中で記憶に残るのは約 100年前の噴火を記した地元の石碑に刻まれたことば「住民ハ理論ニ信頼セズ 異変ヲ認知スル時ハ 未然ニ避難ノ用意 尤モ肝要トシ…」要約すると「理論は完全ではなく、不安がれば自分が感じる予兆をもって事前に避難行動をすべし」だそうです。火山噴火や地震は、予知がほぼ無理なものだと言われています。それに比べ気象現象や水象現象の予測は、かなり精度があがっています。それでも行政の勧告をまたずに「自らが危険を感じたら事前に行動を・・」と現代に読み替えると石碑に刻まれた意志を継ぐことができるのでしょうね。命の大切さは 100年前も今も同じです。