nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

M109 おおぐま座 棒渦巻銀河 さて写せるか?

今朝は晴れ・・最近には珍しく St が見当たりません。

早朝は Sc が雲層をつくっていましたが、それも消散傾向。

日差しもあって暖かさを感じる朝です。

さて・・天気の予想資料は日々変わりますが、答えは一つ。当日の「実況」が答え

それを当てることが出来るのかは、モデルの精度と、翻訳する人間の知見

それによると・・紆余曲折はありましたが、2日深夜から3日夜明けは晴れるらしい。

「らしい」が付いている時点で、少々怪しいですが、心はウキウキ ♪

薄明が進んだ東の空、極低空に輝く ネオワイス彗星を狙います。

仰角 3.5度あれば、稜線からは脱して空に・・さっ、どんな姿でしょうね。

月が大きいですが、そもそも薄明で空は明るんでいます。

あとは手動導入如何!まっ、それが最大の課題だな

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M109 おおぐま座 棒渦巻銀河:SBbc 9.8等 06月12日22時43分 ISO6400 30秒 21枚合成 C14+れ

 鋭い方は、この画像をみて気づくかもしれません。普段とは色調が少々違います。理由は画像処理をしたソフトが違うから・・。これは普段の DSS(DeepSkyStacker)とは違う RejiStax で処理をしたものです。理由はピンボケ!パッと見た目には「これでピンボケ?」と思わせる画像ですが、21枚を合成した後のものは、オリジナルの凸凹が相殺されて、星がなんとなく丸い形に収まります。悪く言うと「ごまかしている」というわけです。まぁ、それでも 17等級程度の星なら優に識別できるものが出来上がるので、初期の目的のためには有効です。主鏡の押引きでピントを出す構造は、接眼部を少々さわってもピントの位置が変わることはありません。が、望遠鏡の筒を大きく上下に動かすと、僅かに「鏡」の位置がずれ、結果ピントがボケることがあります。直接、目でみていて気付くのか試したことはありませんが、カメラの画像では超拡大すると、わずかにずれたことがわかります。この「超」が曲者で、ぼーっとしていると気づかないほどの変化です。安易に「大丈夫だな」と判断すると上の画像のような顛末になります。新型コロナウィルスの感染者、これも同様に僅かな変化を見逃すと大きな損失につながります。直接被害がおよぶ可能性のある事柄は何事も「慎重に・・」と言うことですね。。