nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

NGC3277 こじし座 渦巻銀河 & 流域雨量指数

今朝は珍しく、午前 6時には空の半分以上が青空

と思ったら、層積雲(Sc)がはびこって来ました。結局、いつもと同じ・・。

さみだれを・・と詠んだ、芭蕉の句の様に

最上川中流域で氾濫してしまいました = レベル 5 です。

雨は予定通り(私の)夕方には終息に向かいましたが、川は水を集めます。

流域に降った雨は、低いところを目指して。。

今の所、氾濫を確認したところでも人的な被害がなさそうなのが救いですが

油断大敵、雨量が多かったので土砂災害にもまだ警戒が必要です。

さて「令和2年7月豪雨」といつの間にか命名されていた九州での豪雨

27日付けの産経Webにこんな記事が「100年に一度の指数が活かされず」

指数とは・・流域雨量指数、気象庁が独自に算出して洪水の危険度を表す指標

その指数の予測が、どの時点で、どんな予測だったのか。。

f:id:nyancotan:20200729071047j:plain 当時の予測状況 by 産経Web

これをみると・・午前 1時のデータを用いても、その後の 2時間を追跡しても、過去に例をみない指数になることが判っています。球磨川は過去に何度も氾濫を繰り返している川、最後の大きな氾濫は昭和40年代、今からざっと50年前です。その状況をこえる予測を特別警報を発表した午前 4時50分よりも前に知り得ていた。・・私が以前、記事に書いたように「その数時間前には氾濫を予測できたはずだ。」というのが丸わかりです。住民を見殺しにした・・と書いた意味がわかると思います。これは気象庁だけの問題ではなく、当然、気象庁から降雨予測データをもらって水位予測を 6時間先まで行っている河川局も同類です。産経Web には、気象庁の指数はバーチャル的なもの・・とコメントを残している方がおりましたが、それは間違いです。気象庁は、氾濫を予測できていたのにレベル5、特別警報発表を氾濫発生まで発表しなかった事実を反省して、亡くなった方々、残された遺族の方々のために運用を見直す時だと思います。何のために新設した「特別警報」なのかをもう一度考えて欲しいです。

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 NGC3277 こじし座 渦巻銀河:Sab 11.7等 01月23日22時32分 ISO6400 30秒 28枚合成

こじんまりとした楕円体にみえますが、大望遠鏡で写すと「腕」が取り囲む様子がわかるようです。私の機材では、ほぼ楕円銀河ですけど。。ひと頃、ネオワイズ彗星を写すことも出来た空は、すっかり鳴りを潜め毎日が曇天です。ざっとこの先の予想をみましたが、やはり 10日間は星空は難しいようです。代わって、こっそり梅雨明けした九州南部や、明日以降の間近に梅雨明けするだろう九州北部や中国・四国地方は、次第に星空が戻ります。高知などへ行くと南は海なので、きっと綺麗な天の川が見えるのでしょうね。望遠鏡を振り回すには「塩」が敵になりそうですが、シリコンやテフロンで皮膜を作れば、そうそう錆びずにいけそうかな。。一番は「レンズ or 鏡」が困りますけど、皆さんどうしているのでしょうね。。北海道の夏は遠いな~

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 夕景 07月28日18時46分 ・・いつもと変わらない景色、夕焼けは何処へいった?