nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

NGC7457 楕円ーレンズ状銀河中間 ペガスス座

今朝は鉛色の雲に覆われています。少しだけ東側に隙間があるので薄日も

さて記録的な風を吹かせて去りつつある台風第 9号ですが

沖縄の皆さんを含めて命を落とされた方がいなかったのは不幸中の幸い

きっとこれまでの経験があって、この程度じゃ。流石、台風銀座に暮らす方は強い

ただ次の台風第 10号は、さらに強烈!

テレビでは「特別警報級」の文字、気象庁も早目の備えを訴えています。

予想資料の中では、静穏な日々はなく、既に台風 10号の次の熱帯擾乱も構えています。

上空の流れをみると、次は今回よりも東に進路をとる可能性が高いでしょうか

まだまだ日本の南海上の水温は記録的に高いまま、台風発生は続きそうです。

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NGC7457 ペガスス座 楕円・レンズ状銀河中間 10.8等 08月16日21時51分 ISO6400 30秒x19

 大きな楕円体に幾つかの星が重なっていますが、新たに現れたものはありません。左上に小さく輝く PGC70275 があります。それらを除けば、全て「星」です。まぁ銀河自体も巨大な星の集まりなので、正確には写っているもの全てが「星」です。少し違うのは、銀河系のものなのか、それとも銀河系の外にうかぶものか?位の差です。先日書いたベテルギウスは銀河系の中の星で、太陽からの距離は 600光年といわれています。案外とそばにあります。太陽から最も近い場所にある星は、光の速度で 4年ほど・・恐ろしく隣に輝く星です。私達が見ている太陽も「星」のひとつですが、その距離・・光の速度で約 8分。なので「日の出」だ~っと思っていても、実は 8分前には姿を現していることになります。逆に「日没」だ~っと思う瞬間には、既に太陽は地平線の下にあります。人間は「目」で見えるものを信じる傾向が強いのですが、実は誰ぞの云う「まぼろし~」なんてことも世の中にはあるんですね~~。今見ている現実は「本物か偽物か、自分が脳で作り上げた仮想のもの」だったりして・・。