昨夜は予定通りの星空、月も不在で満天の一夜でした。
で観測小屋の中のドブソニアン、腰にきつくコルセットを巻きつつ、気合一発!
車の中へは自重して、小屋の外に出すことに成功。
これさえ出せれば MT160 なんて軽いもの、ほどなくセットして夜を迎えました。
風は少し北東の風が頬を叩きましたが、どうにか夜明けまで我慢できるレベル
ということで準徹夜、現時点での睡眠時間・・1時間です。
今夜以降は暫く星空も望めないし、頑張りどころです。
さて昨夜は流れ星の多い夜でした。
一番明るいものはマイナス 3等級?ふたご座を横断して3つに分裂!色も多様で花火の様
23時09分頃の出来事、あとは速いものが多く 3等~0等で 10個ほど流れたと思います。
そして夜明け前・・火星が西へ沈んでも金星は輝かず。。え~っと思っていたら
いつの間にか東の地平線の上、薄明が進んで撤収!と思い金星に挨拶を。。
すると稜線の上に輝く一つの星??・・11日に西方最大離角を迎えた水星でした。
へ~~っと記念に一枚写して、観測終了です。
小惑星リュウグウ(Ryugu 162173)11月14日19時17分 ISO6400 30秒 20枚合成
同 C14+レデューサー(焦点距離 2463mm)オリジナル領域 上はピクセル等倍でトリミング
昨年はやぶさ Ⅱ が欠片を拾ってきたリュウグウ、天馬ペガススの胸元に輝いています。明るさは 16.6 等(MPChekerによる)・・来月6日には、この小惑星の欠片がオーストラリアにカプセルに乗って不時着します。その模様はネット中継される予定。先回とは違い、人間の「目」でも存在に気が付く大きさの星の欠片が地球にやってきます。世界中の天文学者が喉から手が出るほど欲しい宝石のような欠片です。太陽系誕生のなぞが解けるヒントがあるに違いありません。先回のように花火の様な素晴らしい輝きを放ちながら無事に地球に帰還することを私も楽しみにしています。そんな夜空が広がる我が家の外は竜宮城です。時間の経つのも忘れて・・そして夜明けになりました。
金星とスピカ、稜線の上に水星 11月15日05時20分 48mm F5.0 5秒 固定 合成なし
矯正視力 0.5 の私でも水星の存在に簡単に気が付くほどキラリと輝いていました。調べると明るさは マイナス 0.7等、案外と明るかったのですね~。11月、最初で最後の水星でした。。