今朝は晴れ・・も昨日からずっと南風が吹いたまま
好天になれば、と考えていた昨夜も 6～8m/s の南風、手も足も出ず。。
そんな夜に釧路の上田清二さんが、ヘルクレス座に新星を発見されました。
上田様、発見おめでとうございます。
既に国内の板垣さんや名寄の佐野さんも観測をされています。
発見時（ 2021 06 12.537UTC ）の光度は 8.0等とされていましたが
それから数時間の内に 6等級に増光した様子が捉えられています。凄い変化です。
今朝の astronomerstelegram で Atel #14704 としてスペクトル観測の結果が報じられ
世界が注目する天体になっています。
誰もが観測しやすい空（18h 57m 30.95s +16° 53' 39.6"）にあります。
さて私はいつ撮影することができるのでしょうか。。少しの間、風・雲、去ってくれ～
NGC6661 ヘルクレス座 レンズ状銀河:SO-a 11.9等 ISO6400 30秒 13枚合成 C14+れ
そのヘルクレス座・・案外と銀河の多い星座です。まぁ見掛けの大きさは特別大きなものはありません。この一枚では銀河が二つ並んでいます。左の楕円体が NGC6661 、右に離れて NGC6658（レンズ状銀河:SO-a 12.9等）です。銀河の形態が同じ・・ということで、地球に向けている方向が違うだけ、実は似た者同士ということの様です。上田さんが先回発見されたペルセウス座も、今回発見のヘルクレス座も天の川の近く。。やはり星の数ほど輝いている「天の川」に沿う領域がねらい目なのでしょうか。ちなみに上の一枚、二つの銀河の中間をずっと下にむけて視線を降ろすと・・怪しい銀河がもう一つ（PGC1676439）あります。みつかるでしょうか？？
夕景 06月12日19時11分 目にもカメラにも写りませんが、風が威張っています。
