nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

2019L3 ATLAS 彗星 11/28 深夜

今朝は晴れ!まぁ雨上がり

まだ西海上には雨雲があるので、だらだらとした天気の一日

さて最新の天気の予想資料、6日未明に続き、9日未明も晴れてくれそう

寒気場が続かず、曇り雨、その隙間が運よく未明と重なると彗星が撮れる。

紙一重の状況を綱渡り。。

この季節、本来なら北海道日本海側・・連日の雪でもおかしくないのに

かなり気を使ってくれている。色々と感謝しないと。。そんな中・・

2021afsj, TNS discovered 2021/11/29.718 by Shuji Tokuoka
Found in UGC 4671 at R.A. = 08h56m42s.490, Decl. = +52°06'28".50
Located 2".3 west and 9".2 north of the center of UGC 4671 (Discovery image)
Mag 16.4:11/29, Type Ia (z=0.012238)   
と、超新星発見の報

発見者は大阪府にお住いの徳岡修二さん、おめでとうございます。

5日夜に撮ってみます。小さな銀河、超新星は発見時で 16.4等・・これなら写りそう。

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  2019 L3 ATLAS 彗星 11月28日23時44分 ISO6400 30秒 19枚核基準合成 C14+れ

なんだかテルテル坊主的な風貌の彗星です。彗星は、ほぼ一期一会に近いもの・・クロイツ族と呼ばれる太陽の表面をかすめるような軌道を描く彗星も、太陽を一回廻るのにかかる時間が長く、実質的に人間の寿命に対しては一度巡り合うかどうか、今回の 2021A1 は離心率が 1.0 よりも大きく、こちらは二度と太陽に接近することはありません。私が好きな流れ星も一期一会、一瞬輝いて、二度と元に戻ることはありません。なのでその輝きを見届けたい。そんな気持ちです。もちろん超新星も同じです。星の一生の最後の輝き、元の姿に戻ることはありません。。が・・宇宙空間に自身の内包してた物質を放出し、いつか新たな星の材料になります。これも仏教で云う処の輪廻転生かもしれません。永遠に紡ぎあっていくのかも、時間的・空間的スケールは人知の及ぶところでは無いかも?ですが、それに人は立ち向かっています。生きている間に宇宙は、どこまで解明されるのでしょうね。。