今朝は曇天・・午前 2時半頃までは晴れていたのに。。
と言うことで我が家から未明の彗星を写す最後のチャンス、残念ながら曇天でした。
上空を覆う雲は、通称「ぶち」・・嫌いな層積雲です。
まぁ高気圧の後ろに入り寒気が抜けて、暖気と交代するので仕方がない。
そんな中・・午前 3時頃までは騙し騙し撮影も出来ましたが
それを過ぎて彗星の高度が上がり始めるタイミングでドヨヨ~ン
雲の動きは南から北、南東の空に雲の隙間を見つけつつシャッターを切ります。
写るのは「雲」、時々彗星みたいな感じ
時間は過ぎて未明の彗星は、空が白み始める中で輝きを放つ夜明けの彗星に・・
そんな一枚です。
2021A1 Leonard 彗星 12月10日05時19分 ISO3200 30秒 合成無し MT160+れ
恐らく私が写す、この彗星の最後の姿になると思います。むしろ、ほぼ真っ白に上空を覆う雲の隙間に、よくぞ姿を見せてくれたと感謝しています。普通なら、曇り空に背を向けて帰宅する状況・・でも薄明は始まったばかり。。と粘りに粘り隙間をついて、どうにか雲の影響のなさそうな一枚を残すことが出来ました。で・・すっかり明るくなった空に一礼して帰宅、そして 10分寝てブログを叩いています。まぁ暇人ですね。。さて昨日写した同彗星の合成処理後です
2021A1 Leonard 彗星 12月09日04時46分 ISO6400 30秒 11枚核基準合成 MT160+れ
今回はフラットファイルを使って補正して仕上げました。何となくそれらしい仕上がりです。尾の中にスーッと伸びる細く明るいものがあるようです。イオンの尾なのでしょうか?ちなみに今朝も彗星の領域を飛び交う人工衛星が多数、昨日は頭部を横断?する明るい衛星があったので、その一枚のコマを合成処理から排除・・すると、星が描く光跡の中ほどが欠落して、みっともない一枚になってしまいました。まぁ仕方がない。さて、こちらは
SN2021afsj in PGC25130 12月09日01時27分 ISO6400 30秒 15枚合成 ピクセル等倍トリ
大阪府の徳岡修二さんが 11月30日に発見された超新星です。発見おめでとうございます。発見時で 16.4等と報告のあった星ですが、10日ほど経って 1等級明るくなっていました。参考に Wiki Sky から得た画像を付しています。超新星は 15等級ということで写して直ぐにキラリと自己主張していました。あ~これだ!ってわかる輝きです。我が家では、このあと暫く星空とはお別れ & 除雪の日々が始まります。今朝はもう「てんびん座」や「こと座」が昇っていました。次はどんな星空が待っているのでしょうね & また新発見があるのでしょうか。。除雪を頑張って次のチャンスを待ちます。
夕景 12月09日15時49分 稜線に沈む太陽の仰角は 1° 高度 5°の彗星はやはり厳しい