nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

土星もリング星雲も スピカ望遠鏡も・・なのに

今朝は晴れ、心地良い風が吹いています。

さて昨夜は天体教室、その前に・・昼間、手作り望遠鏡を制作!

そして夜、18時30分からフリータイムで、そのスピカ望遠鏡で土星を・・

TS 90型赤道儀に二連装で並んだ望遠鏡を親子で一緒に。。

環が見える~!すごーい!テレビと一緒だ!etc 何時も思うのは、実は親の方が感動

何より自分の子供が作った望遠鏡の性能に、完成させた子供を褒めています。

以前は・・昼間に作るだけでフォロー無し。。

それを天体教室とリンクさせ実際に見る機会をつくる。それでストーリーは完成です。

良い対応だと思います。

で・・・天体教室ですが、肝心の DOB GOTO12 は稼働せず。ケーブルに難があるのか

コントローラーに「両軸と通信が出来ません」の文字

何度リセットしてもケーブルの抜き差しをしても、接点復活剤を施してもダメ!万事休す

なので苦肉の策、TS 90型赤道儀に搭載している MT160 反射望遠鏡を稼働して観望

当日の観望プログラムは M13 球状星団、M57 惑星状星雲が木星土星に加えてあります

DOB GOTO12 の良い所・・誰でも自動導入できる。ほぼ何でも

処が TS90 型赤道儀、40年も前の機材・・当然、そんなシステムはありません。

なので「手動導入」しかありません。これが少し時間は要するものの経験が功を奏し

どちらも導入に成功!皆さんに見てもらう事ができました。色々とバタバタしましたが

前後して M13 と M57 の見たイメージと図鑑のイメージの違う理由を説明し、無事終了!

何より星をみる機会を与えてくれた空に感謝です。

参加された皆さんからは、思ったより盛りだくさんで楽しかった。と

きっと家に帰り、家族に自慢げに話しをしているのかも、週明けには友達にも・・

また次の機会にお越しください。お待ちしております。ドブソニアンも復活させて。。

 NGC7009 みずがめ座 惑星状星雲 (土星状星雲)09月21日21時06分 多段階露出合成

      同 C14+れ オリジナル領域 上はピクセル等倍でトリミング

  土星らしき 09月21日21時42分 Gain30 50fps 1/39秒 400コマ合成 C14+れ NexImage5

昨日もみた土星と、見ていない土星状星雲と呼ばれる惑星状星雲です。上の画像を暗い場所でみると楕円体の両脇にはみ出た線状の光芒をみつけることができます。実際に望遠鏡をつかって目でみると、その線上の部分は案外とみえて・・全体は丸い物体に両脇はみでた「土星」を思わせる感じにみえます。昨日は下は小学一年生、上は中学一年生+父兄・・小さなリング星雲も「・・・見えますね」と言ってくれました。子供にも「ふわっと丸い」と形状もしっかり見えていた様です。1000mm の焦点距離に 18mm の接眼レンズ、倍率は 55倍・・「小さな子供にも視認できる天体を選ぶ」それが叶いました。見えない・・で終わってしまうと折角の教室が失望の淵に、星からも興味が失せてしまっては申し訳ない。。次は 11月8日の月食、月の形や色が変わる姿を望遠鏡で、双眼鏡で、そして目で楽しめる機会を是非つくりたいと思います。主役の「お月様」よろしくお願いいたします。その頃にはウクライナに平和が戻っていることも一緒に願って・・。