今朝は曇り or 薄曇り、太陽がどこにいるかは分かりますが次第に晴れ?
天体ショー、夕刻の西の空で金星と木星が、見かけの月の直径とほぼ同じ距離に接近
今日が最も接近する日、望遠鏡でも低倍率なら金星と木星が同じ視野に、みえるかな?
さて先日紹介した新天体「 A10SVYR 」でしたが、観測の結果・・尾を引いている
ということで「彗星」と確定しました。
Orbits for current comets in the MPC database で公表された軌道要素はこちら
近日点通過 近日点距離 離心率 近日点引数 昇交点黄経
CK23A030 2024 09 28.5611 0.390411 0.999750 308.5907 21.5822
軌道傾斜角 Epoch 絶対等級 名称
139.0854 20230228 5.0 4.0 C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)
です。
ざっと近日点距離からすると 2020年に天空を飾った 2020 E3 NEO WISE 彗星並かも?
注目すべきは絶対等級で 5.0 ・・もしや、と思わせる数字です。どうなるでしょうか
プラネタリウムソフトで未来を再現すると
近日点を通過する前後は、夜明けの低空を・・近日点通過後の 10月15日以降は夕空
次第に高度を上げながら地球との距離を詰めて大きくみえる時期を経て遠ざかる様です。

2020 E3 NEOWISE 彗星 2020年07月17日 35mm = 35mmフル(50mm相当)
こんな姿をみることになるのでしょうか?今から 2024年の秋が楽しみです。
さて別件、まだ正体がわからない天体の新発見の報
メシエ天体の銀河 M64 黒眼銀河と呼称がついている大きな銀河に未知の輝きが
AT2023cqt (= ATLAS23ddk), TNS discovered 2023/03/01.002 by ATLAS
Found in M64 at R.A. = 12h56m47s.063, Decl. = +21°39'45".84
Located 47".7 east and 72".9 south of the center of M64
Mag 18.8:3/1, Type unknown (zhost=0.001364) かみのけ座
アトラスグループが、昨日観測したものです。超新星ならば、これから明るくなってくるのでしょうか?
こちらもメジャーな天体に現れて注目されそうです。