今朝は雲一つない快晴 ついでに風もない
ラジオ体操の歌に出てくるような「素晴らしい朝が来た」的な朝を迎えています。
さて本来の家ではない場所に暮らし始めて早や半月が過ぎて
昨夜は撮影出来そうな最後の夜・・ということで少しだけ家に戻り撮影を
もちろん対象は板垣さんが超新星を発見された M101 おおぐま座 銀河です。
まだ一枚物ですが、昨夜はこんな感じでした。
SN 2023ixf in M101 05月25日21時43分 ISO12800 20秒 合成なし C14+れ オリジナル
で光度をみつもろうと考えたのですが、画像の中にこの星よりも明るいのもが無く・・断念しました。仮に銀河の左(280°方向)に離れて輝く星と同じだとすると光度は 10.3 等となりますが・・。
ちなみに今朝の ATel # 16050 によるとハッブル宇宙望遠鏡で爆発を起こした元の星は 24.4等・・ただ M101 までの距離を考えると、その星の 10 パーセクのおける光度(絶対等級)は -4.66 等、我が太陽のそれは 4.83 等なので、如何に巨大な星だったかが分かります。
凄い現象です。もし銀河系で起こったら昼間でも星がみえるかも?すると空に太陽がふたつ?なんて珍事に・・。
今、世界の天文学者・物理学者の目は、この現象に釘付けです。
すばらしい発見、板垣様 改めましておめでとうございます。
※ 超新星は銀河中心部から 250°方向、赤い縦横線の交点にある星です。
追記 26日11時50分 合成処理した画像を追加
SN 2023 ixf in M101 C14+れ ピクセル等倍でトリミング 超新星は赤縦横線の交点に
同 C14+れ オリジナル領域
ちなみに銀河には大小様々な明るさの星が沢山みえるじゃん!と言うのは勘違い、この星々は全て私達が暮らす銀河系の星が偶然、銀河と同じ方向にあって重なっているだけ・・M101 で新たに光を放った超新星は、画像で星に分離できない雲の様な中にあるものが大爆発して星にみえているのです。板垣さん曰く・・いや~昨日まで無かった所に星があるんだよな~!です。