nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

SN2024abfl Ⅱ型超新星 & こちらも来るか!?

今朝は雪、時折横殴り・・道路も白くなり午後からは次第に積もる予定

も・・・寒気は一過性で、明日の午後からは天気は一旦回復(曇り・晴れ)

その後も短い周期で天気は崩れ、雨や雪の日が多い見込みです。まぁ季節なり・・。

さて先日、山形県にお住まいの板垣公一さんに発見報告された新天体

今朝見ると Ⅱ型 超新星となっておりました。改めまして、おめでとうございます。

で何時もみている「かんむり座 T 」ですが、微妙な雰囲気を醸し出し始めています。

      かんむり座 T ライトカーブ by AAVSO (~11/17 約200日間)

低極から各波長とも増光に転じていますが、既に可視光相当の緑は、過去の極大光度に達する勢いです。その他も同様で、これまでの変化に比べ短期間でピークの光度へ・・

もしや、とうとう 3000光年先から約 80年ごとに発せられているだろう光のリングが届く瞬間が来るのかも知れません。

この数日で届くなら、明日宵の我が家は晴れているかも?届いてなくても写す価値はありそうです。その次は 21日宵、こちらは正直???

333P リニア彗星 11月30日夜明けの空で銀河に接近 彗星の左(東)に銀河 NGC4244

話しは変わり・・夜明けの空で周期彗星の一つ 333P リニア彗星が近日点を 11月29日に向えるので、明るさを日々増しています。

公転周期 8年程の彗星ですが、今回の回帰は観測条件が、日本を含む北半球でも良く、特に緯度の高い北海道では好条件です。

ついでに近日点を通る頃・・りょうけん座~おおぐま座辺りを動いているので、幾つか大小銀河のそばを通ります。

その最も条件(絵面)が良さげなのが 11月30日夜明けに接近する NGC4244 と NGC4214( 共にりょうけん座 ) かも知れません。

NGC4244 は、見かけの大きさが大きく、比較的明るいので小さな機材でも存在を認めることが出来ます。ついでに NGC4214 は不規則な形の銀河、明るさも NGC4244 並に明るいので「彗星・銀河」を一緒にフレームに収めるチャンスです。

実際の画像は、下の一枚に彗星( 光度 9 等級)が混ざり込む・・そんなイメージとなります。上のステラナビゲータとほぼ同じ画角(天の北が上)

NGC4244(左上)NGC4214 フレームは焦点距離 約 500mm 相当(35mmフル)by WikiSky