nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

11/1 無事朝を迎えたようで M82 おおぐま座

おはようございます。

今日から 11月、地球に接近した小惑星も予定通り通過し

地球に新しい朝がやって来ました。

昨夜接近した小惑星は直径約 600mと推測され、接近の約 20日前に発見されました。

さて直径 600mの隕石がもし、地球に落ちていたらどうなっていたでしょう?

小惑星の移動速度は約 35km/s、仮に海(太平洋:平均水深 4km)だと・・

大気圏に入った後、摩擦で燃えながら砕けたとして

200m程の欠片が地表(海面)まで達すると・・

まさに映画「ディープインパクト」さながら悲惨な光景になります。

津波は当然 200m以上、欠片はあっという間に地殻に到達、突き刺さるでしょう。

流石に 200mの隕石では、地殻までは破らないかもしれませんが

そこの・・ほれ、何やら難民を作り出している愚かな君達

そんなことをしている場合じゃないんだよ人類は・・これが神の警鐘だよ

って、そんな星の事、知る由もないか・・・あらっ。。

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                  M82(おおぐま座 渦巻銀河)10月11日02時32分 直焦点撮影

  DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO6400 20秒 8枚合成 PENTAX K-01

※ 昨日小惑星が通過(見かけ上)した星座の一つ、北斗七星を小学生で習う「おおぐま座」・・星座まで習ったかな?思い出せない。。その、おおぐま座の背中の辺りに M81という大きな渦巻銀河とセットで輝いています。光度は 8等級、それらは私の望遠鏡でも容易に存在が判り、視野(倍率70倍ほど)を僅かにずらすと、両銀河を行ったり来たり出来ます。撮影したのは昨夜接近した小惑星が発見された夜?その発見時のNASAはどんな様子だったのでしょうね。映画の様に小惑星の軌道計算をして・・「ぶつかるかも、大統領へホットラインだ!」なんて、緊迫していたんでしょうね。そして「たった20日で何が出来るんだ!?」なんて大統領に国防総省も呼び出されて。。今回は、無事通り過ぎる軌道でしたが、NASAではこのクラスの大きさの小惑星が、たった20日前にしか発見出来なかった事実を重く受け止めているようです。これじゃ、間に合わん!と