nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

C-14 で写す M82 おおぐま座 銀河

今朝は層雲が消散中!

昨日とは打って変わって好天に恵まれそう、気温も 20度を超えて穏やか

所謂、行楽日和というやつです。

ただ夜には再び、層雲がはびこりそう・・月も大きいし我慢の子です。

10日未明のアルデバランの星食も厳しそうな北海道です。

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   M82 おおぐま座 渦巻銀河:Sd 8.4等 09月22日02時18分 C-14 + x0.63 レデューサー

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      同 DOB GOTO12 直焦点 '17.01.12 ISO6400 20秒 30枚合成

昨日UPした M81 の隣にあるので、当然ながら撮影します。C-14 の露出は、ISO6400 30秒 30枚合成(参考 昨日の M81 は 24枚合成)。フレーム内の大きさは、もちろん違いますが、銀河に浮かぶ暗黒物質(ガスが濃い部分?)がつくる模様が詳細な感じで写っています。銀河の周囲にある小さな星も明瞭に判別できるので、それなりに力を発揮しています。ただ、星の像がここまで落ち着くのに時間がかかるのが難点でしょうか。。

C-14 で写す M81 おおぐま座 銀河

今朝はどんより、南風も少し強く、午後には・・ぱらりと雨が落ちそう

明日は当初よりも良い天気、晴れ時々曇りって感じでしょうか

風も弱く、気温も暖か、絶好の行楽日和となりそうです。

三連休最後は、曇り・・すっきりしません。寒くなく、風も穏やかなのが救いです。

ただ夜空には、まだまだ肥えたお月様。撮影をするには厳しい日々

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        M81 おおぐま座 渦巻銀河:Sab 6.9等 09月22日01時58分 C-14 + x0.63 レデューサー

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           同 反転処理(ISO6400 30秒 24枚合成)

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    同 DOB GOTO12(30cm F5.0)直焦点 ISO6400 20秒 + 30秒 40枚合成

C-14 での一枚は、当然ですが焦点距離が長い分、フレームの中で大きく写ります。腕の中の構造物も DOB GOTO12 に比べると明瞭に判別できると思います。細かく見ると、個々の小さな輝きも判別でき、それなりに力を発揮した感じがあります。そうは言っても、下の一枚は経緯台で写したものだと思えば、良く対抗しています。これからは春の銀河が撮り放題の季節、少し寒くなりますが、冬晴れの星空が多いことを願います。

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夕焼け? わずかな隙間から陽が差したようです。雲が赤く燃えました。10月06日夕刻

夜明けの金星と火星の接近 2017年10月06日

今朝は快晴!寒気も抜けてすっかり回復しています。

ただ・・晴れると内陸から吹き出す東よりの風が草木を揺らしています。

さて今夜は満月、昨夜も手元の明かり無しに普通に歩けるほど明るい外でしたが

今夜も、また明るい月夜です。

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  金星と火星の接近 10月06日04時36分 35mm F5.6 ISO1600 10秒 固定撮影

流石に月夜でも明るい惑星は写ってくれます。今朝は明けの明星(金星)と来年、地球に大接近する火星が夜空で接近しておりました。35mmレンズで写したので接近の感じが大接近!的な画像ですが、実際のところ月の視直径よりも小さな角度で接近しているので、天体望遠鏡でも低倍率なら、一緒の視野に輝く姿がみえたはずです。今月の18日頃には、ここに細い月が加わってきます。夜の明けるのが次第に遅くなる季節、もし天気に恵まれるようなら早起きして記念に見ておくもの良いかもしれません。

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                                                 10月05日の夕景 in 郷土科学館

    昨夕の夕景は、帰宅してからだと日没後なので職場から記念に・・。

ピントの甘~い 3枚 NGC891 ほか

今朝も時雨の雲が残っています。

上空の寒気のピークは過ぎたので、午後にかけ次第に晴れ間が多くなる予定

明日は高気圧が通過し、気温も急上昇、空には丸い月

ただ・・今週末の三連休は、気圧の谷や前線が通り・・雨や曇りと残念な天気

多くの方が科学館を訪れるといいのですが。。

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     NGC891 アンドロメダ座 渦巻銀河:Sb 10.0等 09月21時10分 C-14 + x0.63 レデューサー

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 NGC2392 ふたご座 惑星状星雲 10.0等 09月22日03時30分 C-14 直焦点(3910mm)

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                      NGC2419 やまねこ座 球状星団 09月22日03時49分 機材同上

中央を横断する暗黒帯が明瞭な NGC891 ですが、風の影響で星像がひずみ、合成した一枚はピントの緩い、微妙な感じになりました。2463mmで写すと、こんな大きさになるということで。。下の二枚は、ふたご座のポルックスを目で見ながらピントを合わせたのですが、合わせたつもりでも合っていませんでした(残念)。帰宅して、画像処理をしながら・・なんか甘いな~と思い、ピクセル等倍にしてみてガッカリ。全くピントが合っていませんでした。エスキモー星雲(NGC2392)の切り出した画像をみると、一目瞭然!!フードを外してでも、やはりしっかりとピントを合わせることが肝要!なかなか手強い筒です。ふぅ~

中秋の名月と丸い銀河 IC239 アンドロメダ座

昨日から上空を覆う強い寒気

平地に雪を降らせることはないが、峠では雪が降っている。

そんな季節の中で、昨日朝・・雪虫をみた。

雪にみえるパラフィンの白い飾りを尾につけて、雪が舞うように飛んでいた。

私の住む地域では、雪虫が飛ぶと一週間後に本物の雪が降る。そう言われている。

平地でも雪を見る日が近いらしい。一気に季節が進む。。

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        月 10月03日16時59分 135mm F8.0 ISO400 1/500秒

今夜は「中秋の名月」、五穀豊穣を神に感謝する中秋。残念ながら強い寒気の下で、北海道の日本海側では時雨の天気。運が良ければ雲の隙間から、月の輝きを見ることも叶うだろが、道内でも最も時雨に支配されやすい当地(岩見沢)では、かなり厳しい。今年の稲刈りもほぼ終了の農家が多い。神に感謝の実りの秋、あっという間に冬が近づく。

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IC239 アンドロメダ座 棒渦巻銀河:SBc 11.2等 09月21日23時37分 ISO6400 30秒 30枚合成

新たに稼動している C-14 に 0.63倍のレデューサーを付けて、焦点距離 2463mmでの撮影。以前、ドブソニアン(GOTO12 焦点距離 1500mm)で写した姿がこちら

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      同 '16.09.26 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 30秒 21枚合成

ドブソニアンの方は残念ながら少し流れています。そもそも経緯台なので、自動追尾で30秒露出ができる時点で驚異的な機材です。ただ弱い風があっても筒が揺れるので、追尾させても合成処理に使えるコマの割合が格段に落ちてしまいます。その点、赤道儀機械的に極軸さえ正確に合わせておけば、本来追尾を失敗する心配はいりません・・と思っていたら、これが案外と風に弱い。。風速 3m/s 程度を喰らうと揺れるのです。写した星が俵型に伸びてしまいます。ドームのスリットから撮影するスタイルなら違うのでしょうが、私の場合は屋根全開のスライディングルーフ。機材が違えども・・風はやはり敵の様です。写真は、C-14 で写せば、棒渦巻銀河だと容易に認められるのが、実力の違いでしょうか。