nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

中秋の名月と丸い銀河 IC239 アンドロメダ座

昨日から上空を覆う強い寒気

平地に雪を降らせることはないが、峠では雪が降っている。

そんな季節の中で、昨日朝・・雪虫をみた。

雪にみえるパラフィンの白い飾りを尾につけて、雪が舞うように飛んでいた。

私の住む地域では、雪虫が飛ぶと一週間後に本物の雪が降る。そう言われている。

平地でも雪を見る日が近いらしい。一気に季節が進む。。

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        月 10月03日16時59分 135mm F8.0 ISO400 1/500秒

今夜は「中秋の名月」、五穀豊穣を神に感謝する中秋。残念ながら強い寒気の下で、北海道の日本海側では時雨の天気。運が良ければ雲の隙間から、月の輝きを見ることも叶うだろが、道内でも最も時雨に支配されやすい当地(岩見沢)では、かなり厳しい。今年の稲刈りもほぼ終了の農家が多い。神に感謝の実りの秋、あっという間に冬が近づく。

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IC239 アンドロメダ座 棒渦巻銀河:SBc 11.2等 09月21日23時37分 ISO6400 30秒 30枚合成

新たに稼動している C-14 に 0.63倍のレデューサーを付けて、焦点距離 2463mmでの撮影。以前、ドブソニアン(GOTO12 焦点距離 1500mm)で写した姿がこちら

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      同 '16.09.26 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 30秒 21枚合成

ドブソニアンの方は残念ながら少し流れています。そもそも経緯台なので、自動追尾で30秒露出ができる時点で驚異的な機材です。ただ弱い風があっても筒が揺れるので、追尾させても合成処理に使えるコマの割合が格段に落ちてしまいます。その点、赤道儀機械的に極軸さえ正確に合わせておけば、本来追尾を失敗する心配はいりません・・と思っていたら、これが案外と風に弱い。。風速 3m/s 程度を喰らうと揺れるのです。写した星が俵型に伸びてしまいます。ドームのスリットから撮影するスタイルなら違うのでしょうが、私の場合は屋根全開のスライディングルーフ。機材が違えども・・風はやはり敵の様です。写真は、C-14 で写せば、棒渦巻銀河だと容易に認められるのが、実力の違いでしょうか。