nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

年暮れに輝く 46P Wirtanen( ビルタネン )彗星

今朝、気象庁の HPで台風第 25号の進路予想を確認したところ・・

肝心の北海道周辺への予想が表示されない。。なぜに・・と思うと「温帯低気圧」の文字

あくまで台風の進路予想であって、温帯低気圧は対象外。ということ。。

誰もが知りたい情報が、どこを探しても公にされていない。

昔なら「特定低気圧」として、予想も公表されていただろうに

全く需要と供給のバランスが崩れている。

北海道で甚大な被害のあった胆振東部地震から今日でひと月、それでいいのか気象庁

本日 9時頃から?台風に続き、台風から変わった温帯低気圧の予想位置が気象庁 HPで表示される様に。。

何処の誰かは知らないが、被災地の方々に寄り添う方がいる様です。

国民の生命・財産を守る気象庁。今、ここに、そして未来にあります。ね ♪  追記(10/6 19時50分)

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46P Wirtanen(ビルタネン)彗星 10月05日00時09分 ISO6400 60秒 21枚彗星核基準合成

天文年鑑 2018 で期待の彗星とあるビルタネン彗星。まだ北海道からは南に低く(撮影日で「くじら座」の南、高度 16度ほど)撮影するのは厳しい状況だが、今後、天球上を南から北へ移動しながら次第に見やすい位置へ・・そして 12月16日には地球に大接近(0.078AU)して輝きを増す。予想光度は 3等級!久々の肉眼彗星として夜空を飾る。天球上では「おうし座」と「ぎゃしゃ座」の中間辺り、特に北日本では天頂近くに位置する予定。目でみるにも写真で撮るにも、少し邪魔になる「月」との関係をみれば、12月 7日が新月、同 15日が上弦、そして満月は 23日となる。総合的に「12月12日頃」最も条件が良さそう。。ちなみに、この頃の日心距離は ほぼ 1AU・・と長大な尾を引く可能性は低いが、大きな光芒が天球に輝く姿は、誰が見ても存在に気付くだろう(人工の光がなければ・・)。上の写真、撮影機材 MT160+レデューサー on TS90型赤道儀 もちろん手動導入 くじら座 τ星(3.5等)から南へ11.5度、東へ11分。

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日の丸 10月05日14時10分 退役が決まった政府専用機「通称 日の丸君」が偶然現れる

バーストしたままに 64P スイフト・ゲーレルズ( Swift-Gehrels )彗星

昨夜は予定通りの星空 & 月夜

で・・・この後は、予定通りの台風通過でしょうか。。

まぁ予測がつくということは、対処の仕様があるということ・・有難い事です。

といっても、沖縄・先島諸島方面を通った台風第 25号と、北海道を通過する台風は別物

勢力も何もかも違い過ぎるくらい衰弱した御大です。

少なくとも風については、台風第 21号の足元にも及びません。

雨についても恐るるに足らず。看板倒れの台風です。

でも・・軽んじては、足元を掬われます。虎視眈々と狙いはすましていますので。。

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 64P スイフト・ゲーレルズ彗星 10月03日21時12分 ISO6400  30秒 24枚彗星核基準合成

一頃、期待を持って写した彗星が、8月14日にバーストを起こした後・・ほぼ、その活動?を維持したまま輝きを保っています。2018年11月に近日点を通過する予定で、事前の予測だと、更に明るくなる予定です。ただ当初の予定では、最大光度でも11等級と、現時点の光度に並ぶ姿・・ならば今後は??どんな変化を見せるのでしょうか。ある意味、地球上の事柄よりも予測が確報に近い天文の世界ですが・・彗星の活動や変化は人智の予測が及ばない、そんな世界の一つです。

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    夕景 10月04日17時05分・・地球は、容易に未来が当たる世界です。

NGC6926 わし座 棒渦巻銀河 ?

昨夜は、予想資料が新しくなるにつれ晴れると予想

その予想の通り、星空が広がりました。が・・アクシデント!

約 6時間撮影できるカメラのバッテリー、一つ目を使いきり、交換すると

なんと残量表示が、真っ赤・・空っぽでした。充電しておくのを忘れていたらしい。

ということで The END 。。月も顔を出し、空を明るくし始めた頃

それにしても連夜、風が強い。。さて期待の今夜はどんな夜か?

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 NGC6926 わし座 棒渦巻銀河:SBc 12.4等 09月01日21時59分 ISO6400 30秒 20枚合成

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          同 反転・オリジナル50%縮小 トリミング処理

大望遠鏡で写した姿も、こんな感じで何時も見ている棒渦巻銀河とは様子が違います。この銀河の近く(見かけも、実距離も)に別の銀河 PGC64910 という 14等級の銀河があり、その銀河との相互作用の結果、構造が乱れているとされています。そんな知識があれば、もう少し視野を右斜め下にとって、二つの銀河を写していただろうに。。そんな反省の一枚です。

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                夕景 10月03日17時04分

ペルセウス座 渦巻銀河 NGC1003 キラリ・・

またもや孤立した台風が日本列島に・・

平成 30年 台風第 25号、台風第24号に続いて接近の予想です。

秋らしいコースを辿る台風は、まず南西諸島方面を勢力を維持したまま通過

そして大きくカーブを描いて日本海から北海道へ。。

各国の予想をみても 6時間ほどの遅速はありますが、ほぼ同じコース。

唯一の救いは、秋深まってきた日本海で衰弱すること位。

温帯低気圧への変身は、北海道を過ぎてからの予定です。とうとう来るか!!

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 NGC1003 ペルセウス座 渦巻銀河:Sc 11.5等 09月11日23時48分 ISO6400 30秒 17枚合成

幾つか銀河に重なってキラリと星が輝いています。明るさ的に雰囲気はありましたが、どれも銀河系の星が重なっているもの。。誰が写しても同じ場所に輝いています。中央の NGC1003 以外にも極小さな銀河が 4つほど写りこんでいます。夜明けに「獅子」が顔を出す季節、雪が降る前に春が始まりそうです。

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火星 10月02日18時24分 Gain14 50fps 1/200秒 600コマ合成 MT160+コレクター & NexImage5

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     土星 10月02日18時01分 Gain30 50fps 1/30秒 600コマ合成 機材同上

昨夜、少し晴れました・・が、風が木の葉を揺らす音が。。これで精一杯でした。(08時52分 追記)

たまには球状星団 NGC6934 いるか座

さて台風第24号、そして上空の寒冷渦に対応した低気圧・・それぞれが通過しました。

今夜以降は晴れベースに変わりそうです。

最も期待できるのは 4日夜、夕方から朝まで、しっかりと晴れそうです。

月も下弦を過ぎて、深夜 0時以降に顔を出します。

撮影には、大きな影響はないでしょう

冬の大三角の中を進む 21P ジャコビニ・チンナー彗星でも写してみますか。。

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  NGC6934  いるか座 球状星団 09月11日21時20分 ISO6400 30秒 14枚合成 C14+レ

これまでのドブソニアン DOB GOTO12 (焦点距離 1500mm)に比べ、C14にレデューサーを付けた状態の機材(同 2463mm)では、当然ですが、小さな天体も大きく写ります。1500mmで丁度画角に収まっていた天体は、はみ出し・・小さく、インパクトの無かった天体は構造も少しだけ写せるようになりました。夏の夜空には球状星団が沢山輝いていますが、その多くが案外と小さな姿をしています。観測小屋の設置環境から南の空は捨ててしまったので「いて座」付近の球状星団に手が出せませんが、まだまだ写せるものがあります。時間をみつけて少しずつ撮っていきます。