nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

星空のぶち子さん & 田植え前の景色

昨夜は、予定通りの星空。。夜半までは順調も夜が更けるころ

西の地平線から足音もなく近づく「ぶち」の集団

上空の弱い寒気に伴うのか?単層の Sc(Stratocumulus:層積雲)が蔓延りました。

土星を撮ろうとセットしたのに、何も撮れずに結局、ぶち・ぶち。。

夜明けの彗星も撮れずじまい。

でも、これが明るくなると晴れるのです、なんだかな~。

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    明けの明星 05月18日03時17分 PENTAX K-01 & 40mm 三脚固定

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                                                             夜明け 同03時25分

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       結局、二刀流(DOB GOTO12 & MT160 on TS90型赤道儀

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         夕日 05月17日・・所用があって携帯でパチリ

田植え前だけの絶景、水をはった田んぼには星も空も映ります。でも、今日からは田植えも始まる・・こんな景色は、ほんの一時しか見られません。さて、ぼちぼち画像処理を始めましょうか。就寝時間・・2時間弱。。ちと、眠い

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  月(05月18日01時55分 月齢 21.2日)DOB GOTO12 直焦点 ISO400 1/400秒 合成ナシ

晴れますか? NGC6128 二つの名前を持つ銀河

今朝は単層の St (層雲)が、日射を受けながら少しずつ消散。。

”晴れ積雲”となりながら、久々の晴天に向かっています。

春の終わり・・初夏に向かって、この季節らしい空模様です。

さて今夜は、宵の明るい内から木星に望遠鏡を向けてみます。衝を過ぎること約一ヶ月

先回撮れたのは、5月4日・・既に 2週間、今夜はすっきりとした姿でしょうか。。

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NGC6128(NGC6127)りゅう座 銀河:Galaxy 13.0等 03月28日00時11分 DOB GOTO12

NGC6128 は、長い姿の竜(座)の真ん中よりも尻尾にわずかに近い所に輝いています。使っているプラネタリウムソフト(SUPER STAR Ⅳ)では、NGC6128 と NGC6127 が、接近した二つの天体として表示されますが・・写してみると、そばにはそれらしい天体が写りません。。調べてみると、どうも NGC6127 と NGC6128 は同一の天体(銀河)らしい。1500mm 直焦点で、同一視野に写るのは、NGC6130 棒渦巻銀河:SBbc 14.0等くらい。どちらも小さな(遠い)銀河・・撮る前は、近接(衝突?)した二つの銀河を期待していたので、ちょっと残念。ま、二つの名前を持つ銀河だと、わかっただけでも収穫。。ということでしょうか。

M71 矢座 MT160 で写す、好きな天体

今朝もどんより、昨日から時々雨が落ちています。

天気は、昨日の予想通り・・17日宵に少し撮影チャンス。も

次第に St(層雲)に覆われるらしい、翌 18日夜も晴れそうだが南風が。。

MT160 & TS90型赤道儀を使おうか?お手軽、ドブソニアンを使おうか?迷う処

風速 2m/s以下の風の予想は、雲の予想よりも難しい・・。

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     M71 05月03日01時21分 MT160+レデューサー ISO6400 30秒 19枚合成

夏の天の川の近く、はくちょう座とわし座の間に小さく輝く「や(矢)座」。キューピットが放った矢が星座になったらしい。その星座は、暗い空なら案外と見つけやすく、私も小学生の頃に覚えたまま、今も見つけることができる。この小さな星座には、メシエ天体が二つもあり・・一つは亜鈴状星雲として有名な M27 、そしてこの M71 が輝いている。どちらも私の望遠鏡でも容易くみえるので、観望会などの時には見てもらう様にしている。ただ M27 は写真で見るような派手な色は、期待しても無理・・光芒の形は感じても色までは難しい。その点、M71 や M11 などの星団は・・キラキラと輝く星が沢山見えて、如何にも天体を見ている感がある。また、今年も夏がやってくる。市の天体教室は 7月1日に初回を迎える。天気に恵まれるといいな。。

写真は MT160にレデューサーを付けて撮影(焦点距離 1000mm → 776mm F4.8 実視野 2.7°)

おおぐま座 銀河 NGC3613 & NGC3642

今朝はどんよりも・・まもなく雨が落ちてきそうな感じ

上空の寒気を伴う大きな低気圧は、明日(16日)にかけゆっくりと東へ抜ける

そんな状況だから、今日も明日も・・だらだらと雨が降る

星空の期待は、17日宵に少し。月も満月を過ぎて顔を出すのが遅く

午前 0時までは闇夜、ただ星空が広がるのは午後 9時。

随分と日が長くなった。。

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 NGC3613(左)楕円銀河:E 12.0等 直焦点 03月15日19時35分 ISO6400 20秒 21枚合成

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        NGC3642 渦巻銀河:Sbc 11.1等 同日 19時48分 直焦点 ISO6400 20秒 20枚合成

二つの銀河は昨日UPした M108 のそば、北斗七星のひしゃくの水を掬う部分に輝いています。NGC3613 は、そば(写真右)に NGC3619 レンズ状銀河:SO-a 13.0等、さらに右下に NGC3625 棒渦巻銀河:SBb 14.0等、なども一緒に写ります。下の NGC3642 は、見かけの大きさだけをいえば M99 クラス(一昨日UP)の大きさを持っていますが、取り巻く腕が非常に淡く、中心部の明るい領域だけが目立つ写真になってしまいます(一応、微かに写っています)。上下ともに銀河の中に星が写っていますが、まぁ既存の銀河系の星が偶然重なったもの。ということで

なんとも言えないゴツゴツ感 M108 おおぐま座

今朝は低い St(層雲)に覆われた朝

午前は少し晴れ間も覗きそうです。が・・天気は下り坂。。

午後からは雨の予想、上空に寒気を伴った大きな低気圧、動きが遅く

しばらくは平年よりも気温が低く、愚図ついた天気が続くよう

気温が上がるのは、来週末になるころ・・既に田植えが始まっているかも

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 M108 おおぐま座 棒渦巻銀河:SBc 10.1等 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 20秒 21枚合成

少し視野の広い光学系なら、M97(ふくろう星雲)と同じフレームに写すことができる明るい銀河。北斗七星の”ひしゃく”の水をすくう部分の「底」に輝いています。銀河系の星が幾つか重なっていることもありますが、暗黒物質も入り組み、不規則な光芒と相まって独特の姿に見えます。案外とお気に入りの天体の一つです。