nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

NEOWISE (C/2020 F3) 写る 7/5 夜明け

今は、いつもと同じ St 曇り。少しだけ青空が透けています。

九州の局地的な豪雨で球磨川が氾濫、山間の施設などで多くの命が奪われました。

被害に遭われた方のご冥福を祈ります。また不明者がはやく帰ってくることを。。

結局「特別警報」は出されましたが、今回も人の命を救うことは出来たと思えません。

なんのための防災情報なのか、もう一度検証し「運用を改める」べきです。

球磨川は国が管理をする「一級河川

気象庁と河川局が共同で「指定河川洪水予報」を発表します。

気象庁球磨川の流域に降る降水の実況と 6時間先までの予想雨量を提供

河川局は、そのデータ等を元に河川の水位を 6時間先まで予測をし

気象庁と河川局が共同で、危険度に合わせて予報を発表します。

今回の事例では、特別警報が発表された午前 4時50分よりも、数時間前には

球磨川流域で水位が堤防を越える可能性を知り得ていたはずです。

なのに「特別警報」は、それから少なくとも数時間後の発表です。

簡単にいうと「レベル5」になるのを知っていながら、災害が発生するまでダンマリ

これでは破堤して洪水になることを知っていながら住民を見殺しにしたのと同じです。

局地的な現象は予測も難しいのは事実ですが、最善を尽くさないと

国民の生命財産を守るのが使命でしょうが、心が痛みます・・。そんな思いを抱きながら

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   2020F3 NEOWISE 彗星 07月05日02時40分 135mm F2.5開放 ISO400 10秒 固定

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               同 ピクセル等倍でトリミング

自分の出来ることはやる。ということで・・勝手に体が起きる午前 1時、窓の外をみると「月と木星」が見えました。もしや?と思い、北の空を確認。北極星が見えます、下着のまま外へ。。上空の薄い雲が空の半分位、そして St が散在しながら飛んでいます。ぐるりとみるとカペラ、カシオペア、北斗七星、案外とみえています。で・・その1時間後、窓の外。。べったり St 曇り、ふ~っと溜息。やっぱり駄目かい。。でも可能性はあるかも・・とその 30分後、今度は月が薄雲の向こうにみえます。St はありますが、隙間も確かにあります。ならばチャンスあり!で、赤道儀をセットする時間はないので「カメラに三脚」で出動!外へ出る前にステラナビゲーターで 135㎜で写すにはどうすれば・・と急遽予習。それによるとカペラを左端にいれて、その後地平線まで下げれば彗星は入るはず。。その通りに行動して、最初の一枚が上のものです。写してすぐに彗星を認めました。薄雲越しですが尾が伸びている雰囲気も伝わります。ちょっとフレームを下に向けすぎてしまいましたが、目がまだ暗さに慣れていなくて地平線がわからずに AY 法で写したので。。下は、上の画像からピクセル等倍でトリミングしたものです。流石に 10秒の露出時間では光跡となってしまいましたが、尾の伸びている様子はよくわかります。少し思いが叶った夜でした・・。何時も思うことですが、色々なことで自分の意志とは関係なく、戦争や事故や自然災害などで亡くなる方がいます。生きているなら、その方々の思いも受けて自分の出来るベストを尽くさないと。。チャンスは誰にでもある。神は乗り越えられない苦難は与えない。色々な意味で負けずに生きていきましょう。

nyancotan 家の星空予想 07月04日発表

モデルは昨日に比べると、後半、上層の谷が短い周期で通る予想になった。伴って地上でも昨日や一昨日に比べて、擾乱がしっかりしながら本道付近を通る形に。多少周期性がでてきたことで 9・10日と晴れ間が出る予想に。まとまった雨は 7日夜~8日午前。 11~12日も可能性はあるが、こちらは昨日との日替わりが大きく不確実。星空は皆無。

日付          天気                         星空予想  最高気温   気象要因
04日          曇り日が差す                                     ×          24          高後面&低東北通過 日中SE
05日          曇り日中時々晴れ                              ×          27          高圧部→高
06日          晴れ朝晩曇り                                     ×          27          高通過
07日●      曇り日が差す夜遅く雨                    ×          26          南高北低→低 →SE
08日●      曇り日が差す朝夕一時雨                ×          27          低西岸北上 SE
09日(●     曇り朝の内(雨のち時々晴れ           ×         26         谷通過→南高北低
10日          曇り時々晴れ                                      ×          27          南高北低&谷通過
11日●      曇り日が差す夜遅く雨                    ×          27          弱前線帯
12日●      雨午後時々曇り                                 ×          27          前線&低接近 →SE
13日●      曇り午前時々雨                                 ×          26          前線&低通過 →W
14日          曇り日中時々晴れ                             ×          25          高圧部→南高北低
★説明★
日付の後に付くマーク: ●=雨あり、小●=小雨あり、(●=ところにより雨、*=雪あり
天気:nyancotan 家の天気
星空予想:×=星空見えぬ、★=未明&宵に星が見える、☆=未明or宵どちらか見える
最高気温:nyancotan 家の日中の最高気温
気象要因:天気を支配する低気圧などの補足
        ( WNW・etc:冬型の気圧配置など、Nヤツ=北の風 10m/s やや強い、SE or W のみ = 風速 6m/s程度 )
※ 毎日一回の発表です。修正は致しませんが、日々大きく予想が変わることがあります。
ちなみに・・nyancotan 家は、岩見沢市の片隅にあります。

NEOWISE がダメでも Lemmon があるさ・・

今朝は St 曇り、ぎりぎり東側は雲の端のようで日差しも。。

九州では熊本県と鹿児島県に大雨の特別警報が今朝 午前4時50分に発表されました。

河川局のカメラをみると、一部の川沿いの地域では電柱の半分が水没

濁流となって川が暴れています。

雨の方は、あと2時間ほどで収束に向かう様ですが、川の水位は遅くれてピークを

既に避難が困難な地域もあります。

もし下流にお住いの方は、油断せずに今からでも遅くはありません。

川から離れる行動を・・自然は厳しいです。。

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NGC3998 おおぐま座 レンズ状銀河:SO 10.6等 06月12日22時30分 ISO6400 30秒 20枚合成

こちちらも鋭い方は見抜くでしょう、ピンボケです。ゆえに RejiStax で処理をしたものです。中央の楕円体が NGC3998 、右に NGC3990(E-SO 12.6等)が並んでいます。さて先日、板垣さんが発見された新天体はスペクトル観測を経て Ⅰa 型の超新星と確定しています。改めておめでとうございます。そして、今も明るい超新星として各所がフォローアップ観測を続けています。そんな中、私はといえば、昨日午後から晴れたので・・もしや宵の内位なら、と淡い期待を抱き普段とは違う西の空が開けた場所に MT160 を設置しました(気持ちは夜明けがダメでも宵なら)。目標は「しし座?」に輝く Lemmon 彗星を写すこと。。まだ青空にみえる北の空に北極星を極軸望遠鏡でみつけセット、準備は完了です。あとはレグルスを見つければ手動で導入できるはず、撮影予定時刻 20時30分で仰角 10度余り。。余裕でしょ!と・・ところが、何かが空を飛んでいます。あ~南風が吹いてきたな~~と思っていたら、その風に乗って St が大挙して押し寄せてきました。今日は月が大きいな~なんて言っていたら「月」さえも見えなくなりました。その時刻 20時15分、彗星はフレームに入ることなく雲の向こうへ。。自然は厳しいな~。まぁこんな戯言はどうでもよく、九州地方、人の命だけは失われないように願うだけです。

nyancotan 家の星空予想 07月03日発表

モデルは中頃までは昨日の流れと同じ傾向、期末は大陸から上層の低気圧が近づき、地上でも低気圧が発達しながら接近する。それらを除けば、期間中は明瞭な低気圧の通過はなく、風や雨が強まる可能性は小さい。6日までは曇りや晴れ、7日以降は曇天ベースで雨が降りやすくなる。なお 8・9・10日の雨は、大気の状態が不安定で局地的に多くなるセンスを持っている。星空は我が家では皆無。夜明けのネオワイスは無理な状況。

日付          天気                         星空予想  最高気温   気象要因
03日          晴れ朝晩曇り                                     ×          26          低後面→高圧部
04日          曇り日が差す                                     ×          25          高圧部 日中SE
05日          曇り日中晴れ                                     ×          27          高圧部
06日          曇り昼前から晴れ                            ×          27          高通過
07日●      曇り午後一時雨                                ×          25          高西縁→暖湿流
08日●      曇り日が差す朝夕一時雨               ×          27          暖湿流&不安定
09日●      曇り日が差す午後一時雨                ×         25          前線帯&不安定
10日●      曇り昼過ぎまで一時雨                    ×          25          北高南縁&不安定
11日小●  曇り日が差す朝晩小雨                    ×          27          弱谷場&不安定
12日小●  曇り朝晩小雨                                     ×          27          高後面 →SE
13日●      曇り夕方から雨                                 ×          26          高後面→低接近 →SEヤツ
★説明★
日付の後に付くマーク: ●=雨あり、小●=小雨あり、(●=ところにより雨、*=雪あり
天気:nyancotan 家の天気
星空予想:×=星空見えぬ、★=未明&宵に星が見える、☆=未明or宵どちらか見える
最高気温:nyancotan 家の日中の最高気温
気象要因:天気を支配する低気圧などの補足
        ( WNW・etc:冬型の気圧配置など、Nヤツ=北の風 10m/s やや強い、SE or W のみ = 風速 6m/s程度 )
※ 毎日一回の発表です。修正は致しませんが、日々大きく予想が変わることがあります。
ちなみに・・nyancotan 家は、岩見沢市の片隅にあります。

NEOWISE in SOHO & MOMO 夏に打ち上げ

今朝は午前 1時に起床、まったりとした St 曇り

予定では北風が少しあって雲が流れるはずも、かなり穏やか

夜明けの彗星を撮影できるタイムリミットは午前 2時30分、相変わらず、まったり・・

と言うことで、その St は、今だ空を覆っています。

晴れるかも?なんて期待してみましたが、残念な夜(夜明け)です。

その彗星は、西日本で薄明の進む空の中に撮影されています。

そして太陽を観測する Solar and Heliospheric Observatory ( SOHO ) の画像にも

平均的な彗星らしく成長しているということで、その姿

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       SOHO 2020年6月26日 04時58分(UT)彗星は右端に

太陽方向の広い範囲を撮影する C3 という画種に写りこんだ姿です。太陽と反対方向に尾を伸ばしている。そんな雰囲気が伝わります。そして今日、太陽に最も近づく「近日点」を通過して、まずは夜明けの極低空へ、そして 7月中頃からは夕方の空へ舞台を移します。西日本で写せるなら北海道では空の環境さえ良ければ写せるはず。さてチャンスは巡ってくるのか・・。話は変わり、宇宙空間を目指した MOMO 5号機でしたが次のチャンスを狙う MOMO 6号機、ところが新聞などには MOMO 7号機の打ち上げに関する記事が!?あれ?MOMO 6号機はどうした・・。こちらはスポンサーの都合から打ち上げを先送りしたそうです。なので順序が前後しますが MOMO 7号機が先に宇宙を目指す。様です。打ち上げは「夏」にと発表がありました。今回も新型コロナウィルスの影響を考慮して、観衆は集めずに動画配信で打ち上げの様子を披露するそうです。小中学校を含め今年の夏休みは短縮型、打ち上げのタイミングも限られているのでしょうが楽しみです。