nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

ふたご座に輝く金星と月 & 真夏のオリオン

さてさて・・期待の夜、予定通り二刀流で構えに入ったのですが

いきなり出鼻をくじかれる展開

夏の大三角土星も居ません。極軸を合わせるための北極星も層積雲の向こう

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              8月19日夕景 & 久々の二刀流

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この頃は、まだ雲に隙間もあって希望を捨てずにいたのですが・・次第に雲が解けるように隙間を埋め尽くし、夜 7時過ぎには The END。。一旦帰宅して、衛星画像をちらり・・日高~夕張山系で沸きあがった積雲がつぶれて流れてきたらしい。で・・動画でみると、おっ!隙間が増えてきているような。。で、小一時間のち外へ、晴れてきました!!。。という訳で、午後 8時半頃から実は今朝まで撮影に勤しんでおりました。久々に明け方の空をみると・・おっあれは誰?、ほう金星だ~。こんな所に輝いていたんだ。そして、すっかり東の空は冬の星座が姿を現していました。いや~季節は進みましたな~。そんな朝を迎えた今日でした。

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   金星と月 08月20日03時30分         真夏のオリオン 同03時32分

撮影データ 共通 35mm F5.6 ISO3200 10秒 6枚合成 三脚固定 by PENTAX K-01

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   月(月齢27.4日) 08月20日03時44分 DOB GOTO12 直焦点 ISO1600 1/50秒 合成ナシ

7月6日以来の土星、ただ・・

すば~らしい朝が来た!希望~の朝だ!・・

と予定通り、層雲も消散しつつ、青空が広がってきました。

さて、あとは何時までもつのか?お月様は明け方、金星を追うように昇ってくる。

所謂、真っ暗っけの星空。

予想資料では、夜半には層積雲が空を埋め尽くすらしいが

せめて「すばる」の傍に輝く 2015ER61 パンスターズ彗星まで手が届けば、御の字

午前 0時で仰角 21度、今夜はドブソニアンと MT160 の二刀流(予定)

初めて M31 を撮る夜となるのか?M31 なら目でも見える。手動導入もあっさりだけど

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 土星 08月18日19時28分 DOB GOTO12 NexImage5 Gain12 50fps 1/50秒 1000コマ合成

なんと晴れぬ夜が続き & 銀河優先の撮影・・7月6日以来、一ヶ月以上も土星を撮る事が出来ませんでした。ただ土星の次に続くもの・・は皆無、あれよあれよという間に層積雲に空が覆われ、土星すら、わずか 5シーン撮るのが精一杯。そのドブソニアンは外で待機中。今夜、また・・。

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           今夜はいけそうな気がする~。。だったのですが 08月18日18時26分

残り 2枚 NGC474 NGC470 NGC467 うお座

昨日は・・午前は予想外に雨がぱらり、午後も小雨が静かに地面を濡らし

そして今日、層雲が切れ始め。。また日中だけ・・かな。

余りに晴れぬものだから、貯金箱は、あと 2枚

今日 UP すると、残り 1枚

予想では、19日宵から数時間晴れるらしい。最後の一葉、しのぎきれるか

まぁ希望を持って、明日を待とう

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NGC467 レンズ状銀河:SO 11.9等 ほか うお座 07月26日01時02分 ISO6400 15秒 24枚合成

NGC467 は右上、中ほどに NGC470 銀河:Galaxy 11.9等、その下に NGC474 銀河:Galaxy 11.1等(Arp 227)があります。NGC474 と NGC470 は相互作用を及ぼす間柄、淡くてよくわかりませんが、NGC474 には、かなり離れた周囲に円盤の輪郭が写ります。それを指して特異銀河アトラスにも掲載があるのですが・・この一枚からは、正直、よくわかりません。。

NGC3300 しし座 レンズ状銀河 & 極軸合わせ

昨夜は、スライディングルーフの中から初めて星をみることが出来ました。

と言っても、仮設置した赤道儀の極軸望遠鏡で北極星が見えるのか確かめるのが目的

結果は、余裕で見ることも出来、目新しい極軸望遠鏡のスケールで北極星も導入

極軸合わせもテストすることが出来ました。が・・・

仮置きした場所からは、流石に南側の低角が見通せず「土星」をみるには無理が。。

来年には、更に土星の天球上の位置も南に下がるし、せめて土星位は・・と言う事で

小屋の南側にシフトした設置場所のイメージは少々問題あり、ほぼ中央に設置する事に

それでも南側の低角に位置するメシエ天体ほかは、ばっさり切り捨てています。

さて、位置が決まれば地震に備えてアンカーボルト打つ準備を始めよう

これが終われば、運用にむけて望遠鏡を赤道儀に搭載してみます。

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 NGC3300 しし座 レンズ状銀河:SO 13.0等 03月25日20時54分 ISO6400 20秒 21枚合成

銀河が余りあるほど輝く「しし座」にあって、珍しくポツンと浮かんでいます。獅子のおなか辺りに輝く小さな銀河です。レンズ状銀河ですが、対象性を持った腕らしきが両極に伸びているようです。今は太陽が輝く「しし座」、しばらくこんな銀河を写すことは困難な状況が続きます。それにしても・・夜は本当に晴れません。。貯金箱も残り 2枚、晴れるのが先か、写真を追加するのが先か?運命の分かれ道・・って感じです。

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        こんなに薄雲があっても北極星なら 08月16日夕刻

Arp 28 一本の腕が明るく見える銀河 NGC7678

昨日の晴れ間は、夕方を迎える前にすっかり影をひそめ・・

そして今朝は・・層雲(St)こそ無いものの、層積雲(Sc:Stratocumulus)に覆われ

結局の処、曇りです。そして日中だけは晴れる。なんとも恨めしい。。

東京では梅雨明け宣言後、連日の雨に記録的・・とニュースで取り上げられていますが

天気が落ち着かないのは、日本国中、同じようなもの

西日本は晴れている日もあるものの、局地的に激しい雨に苦しめられている。

さて・・天気の話題が世間で話されているということは平和な証拠

これはこれで、ある意味「幸せ」なことでしょう。。

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  NGC7678 ペガスス座 棒渦巻銀河:SBc 12.2等 07月25日23時41分 ISO6400 20秒 20枚合成

特異銀河アトラスに Arp28 として掲載のある NGC7678。特徴として「これらの銀河の腕は、非対称形であり、1本の腕が他よりもかなり明るく見える。」と記されている。私の写真では、右上に見える腕がそれに該当するのか?でしょうか。かなりコントラストを強調した一枚なので、小さいながら銀河が明るく見えていますが、オリジナルの印象としては、さほど明るくはありません。さて、この写真には、もう一つ銀河が微かに写っています。NGC7678 の右斜め下の方、PGC71546 です。15.4等の形態の分類が「銀河」とされているものです。見つかるでしょうか?

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                               不思議な景色 08月15日午後 5時前 by 135mm

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                                           夕景 08月15日18時27分 by 135mm

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                       本日の営業終了(日の入り) 08月15日18時35分 by 135mm