nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

M02 みずがめ座 球状星団

北海道を気圧の谷が通過中

これから 11月下旬並みの寒気が入ってきます = 雪が降ります。

まぁ、上空の寒気の予想をみると・・平地で雪が降りそうなのは道北が中心

それでも、少し標高の高い峠では、全道的に軒並み「雪・積雪」になる気配です。

峠越えのトラックも乗用車も、冬タイヤへの交換は必至!!

そうして冬へ一直線かと思えば、台風の接近予想

テレビでもアナウンスされ始めましたが、本邦の予想資料 対 米国 & 欧州連合 の構図

日本列島を通過するタイミングが 2日ほど違う

いずれにしても 秋雨前線 + 台風 = 大雨 & 暴風・・大きな災害にならない事を願います。

f:id:nyancotan:20171017071418j:plain

M02 みずがめ座 球状星団 08月19日20時31分 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 13秒 3枚合成

銀河の淡い腕を写し取るなら、この一枚の様にたった三枚の元画像を合成しても、ノイズも目立つ散々な写真になりますが、星が集まった球状星団なら、どうにか見られる一枚に仕上がります。この調子で、次々に写せば、かなりの数の球状星団が撮れますが、実際のところ・・風があって鏡筒が揺れ、まともな元画像が得られなかった。という状況なので、そうは簡単にことは進みません。何事も環境を整える or 整った環境下で進めることが大切!ということですね。。それにしても、明るく大きな球状星団には、いつも救われます。

f:id:nyancotan:20171016160500j:plain

            気圧の谷接近中 10月16日夕刻

NGC925 by C-14 ラン ラン ラン ! 嵐が来るかも ??

昨夜も気圧の谷が通過して、屋根を叩く雨音が響いていました。

そして・・今夜も再び、ただ日中は良い天気。少々皮肉な展開です。

そんな当地でも、18日夜は星空が広がる期待を持てそう

月もすっかりダイエットの効果が出て、ほっそり & 姿を現す時刻も遅くなっています。

前日の 18日未明なら、細い月・火星・金星が暁の中に並ぶ姿をみることが出来るのに

このタイミングで晴れるのは、日本列島の太平洋側の地域くらい

残念ながら、岩見沢を含む日本海側の地方は、時雨の中か、低い雲の中・・。

その姿はアストロアーツの投稿画像で眺めるとしましょうか。。

f:id:nyancotan:20171016065548j:plain

 NGC925 さんかく座 棒渦巻銀河:SBcd 10.0等 09月21日21時58分 C-14 + x0.63 レデューサー

風も弱かったので、撮影枚数を稼いで合成処理をしました。以前、ドブソニアン 直焦点で写した姿はこちら

f:id:nyancotan:20171011202352j:plain

            同 '160807 ISO6400 30秒 29枚合成

ドブソニアンも、機材としては撮影条件に恵まれ 30秒露出で 29枚の合成が出来ています。かなり淡い銀河ですが、それなりに描写しています。上の一枚は、感度・露出は同じで 55枚の合成。合成するコマを稼いでいるので、全体にノイズが目立たない仕上がりになっています。流石に、銀河に接する星や近接した星同士、また銀河の構造物が見易くなっています。焦点距離の違いが反映されたものになったと思います。こんな銀河も 30秒露出から 120秒露出に変更することで、もっと淡い部分が描写できそうです。さて・・話しは変わり、渦といえば台風の雲の渦。台風第 20号は大陸方面に向かっていますが、次の第 21号・・こちらが厄介!!名前は「Lan・ラン(米国)」で、意味は「嵐」、まさに色々と嵐の予感のする来週。。どうぞ平穏な日々が過ごせますように。

f:id:nyancotan:20171015163500j:plain

               夕景 10月15日夕刻

あれっ M57 が一杯! レンズテスト 第二弾!

昨日の昼間は、とても良い天気

ただ予定通り、夜に入り急速に下り坂。。そして今も時雨空

星空を期待した 16日夜から17日未明、段々と悪目に修正され The END

貯金箱の写真は枯渇する様です。

しかも少し先・・・24日頃、怪しくも日本に台風が接近の気配。

本当の処、どうなるのか?ヨーロッパやアメリカのモデルも見つつ覚悟を。。

来週以降は、世間も何かと騒がしい、そんな日々となりそうです。

f:id:nyancotan:20171014192603j:plain

 オリオン座 smcPENTAX 18-135mm F3.5-5.6 135mm(35mmフル 207mm相当)固定撮影

こちらは、既存の手持ちレンズ smcPENTAX 135mm F2.5 と同等の画角。そう驚くことはありません。ピントも焦点距離が長い分、比較的容易に確認できます。まぁ一応、無限大に合っているよう。で・・・こちら

f:id:nyancotan:20171014192929j:plain

     広角に視野を変えて・・18mm F3.5 (35mmフル 27mm相当)固定撮影

極々、単純に18mm~135mmに焦点距離を変えた時に、どの程度の違いがあるかを確認しようと写してみました。概ね期待通り、運が良ければ流れ星ゲット!の雰囲気が漂っています。ただ・・・昨日も書いたように、ピント合わせが難しい。この写真も、結局合わせきれずに撮影に突入していました。家に帰って、画像処理をしながら・・もしかしてピント甘くない??なんてピクセル等倍に拡大したら、案の定。すべての星がリングに写っていました。これが一発勝負の流星なら、取り返しがつきません。「ピント合わせは慎重に」肝に銘じる一枚となりました。日々勉強です。

新兵器 smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6

今朝は快晴!も地面はびっしょびしょ。。

昨夜は、もう少し晴れてくれるかと期待していたのですが

未だ寒気の雲(雨雲)が残っているように、期待はずれでした。

ですが・・昨日届いた新兵器のテスト撮影だけなら、どうにか

f:id:nyancotan:20171014070019j:plain

   冬の大三角が昇るころ 10月14日01時01分 18mm F3.5 ISO3200 5秒 5枚合成

これまでは写す事の出来なかった広い領域を写すことが出来るようになりました。今年のオリオン座流星群は、月光の影響もなく好条件ということで、是非、明るい流星を捉えたいと思います。そのレンズ smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 は、こちら・・

f:id:nyancotan:20171014060500j:plain

フード、レンズキャップ付属、価格 32000円ほど。使用して、わかったことは・・無限大のピント位置が、135mm~18mmまで焦点距離の変化に応じて、これも無限に変わること!!それぞれの焦点距離で一度、試し撮りをするか or ファインダーで強拡大してピントを確認するか、いずれかの方法で決める必要があります。昔の短焦点レンズの様に∞マークに合わせればOK!そんな状況にはありません。そんなことも確認しながら、月夜に浮かぶ冬の大三角形を記念に撮りました。そして、また時雨空へ・・

f:id:nyancotan:20171013163800j:plain

                夕景 10月13日

ちなみに私のカメラ PENTAX K-01 は、センサーがフルサイズではないので、35mm フルサイズ換算で焦点距離 27.5mm~207mm 相当になります。

おおぐま座 渦巻銀河 NGC2976 by C-14 + レデューサー

 昨日から時雨模様、今朝にかけ次第に風が弱まり

北海道西岸には、少しへんてこな筋状雲・・まぁ、まだ降っています。

さて、短い周期で寒気が通過するので、天気は猫の目天気

運良く、夜が晴れるタイミングなら撮影が可能かも

そのチャンス、今夜(13日夜遅く:21時~24時)かな。。

あとは、残念ながら昼間に青空が時々 & 夜に雨・時雨です。なかなか晴れぬ

f:id:nyancotan:20171013064813j:plain

 NGC2976 おおぐま座 渦巻銀河:Sc 10.2等 09月22日02時44分 C-14 + x0.63 レデューサー

以前、ドブソニアン(口径 300mm F5.0)経緯台で撮影した姿がこちら・・

f:id:nyancotan:20171003200008j:plain

     同 DOB GOTO12 直焦点 '170318 19:20 ISO6400 20秒 29枚合成

焦点距離がのびて( 1500mm → 2364mm )、銀河のでこぼこした感じが強調された画像になりました。銀河に重なる星なのか、銀河の構造物なのかの見極めも、以前よりは容易にできる感じがします。上は ISO6400 30秒 30枚合成ですが、風にも恵まれ、それなりの追尾精度を保っています。30秒で、この程度ならば 60秒でも、ほぼ同じ程度の画像が得られるはずです。なかなか写すチャンスに恵まれませんが、120秒程度の露出で撮影をしてみたいものです。そうこうしているうちに、雪が降り出しそう・・。