nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

大・小 惑星状星雲 M57 & IC351

今朝の北海道は、低気圧が通過中。

昨日よりは温度のベースが高いですが、この時期らしい冷たい雨

昔、通勤を徒歩でしていた頃・・もっとも厄介だったのが、この季節

寒気が更に強まれば雨も「雪」に変わり、ポンポンと払えばさらりと上着から落ちる

それが、最悪・・冷たい雨に雪も混じって、いわゆるミゾレ、吐く息も白く

傘を持つ手やズボンの膝株の部分は濡れ、その冷たさに「しもやけ。。」

色々な季節で、その頃を懐かしむ。。私も歳を重ねたということだろう

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       M57 こと座 惑星状星雲 08月27日19時30分 MT160 + コレクター(焦点距離 1330mm)

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IC351 ペルセウス座 惑星状星雲 09月21日21時42分 C-14 + x0.63 レデューサー(同 2643mm)

 機材を換えて・・焦点距離も約 2倍の差、写った姿は M57(9.0等) の 1/4 程でしょうか。仮に上の機材で撮ろうものなら、普通の星にまぎれて、存在に気がつかないかもしれません(IC351 12.0等)。それでも、写すと惑星状星雲特有の綺麗な青い光を放つ天体が姿を現します。いつかは、C-14 直焦点(3910mm F11)で写してみようかな・・。

撮影データ 上:ISO6400 30秒 13枚合成、下:ISO6400 30秒 16枚合成

銀河が沢山 ペガスス座 NGC7720 ほか

予定通り、今朝はどんより。。

明日通る低気圧の雨が、昼前から降り始める。予定・・。

昨日、晴れるかも?と考えた 13日夜は、思いのほか寒気の影響が強く、時雨雲が残る

すっきり晴れるのは 17日夜、18日の夜明けまで一晩中撮り放題!!

18日夜明け・・細い月は夜明けの空で、金星・火星に挟まれて綺麗な絵を創る。

記念の一枚が撮れそうだ。

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    NGC7720 ほか ペガスス座 07月25日23時26分 ISO6400 20秒 18枚合成

個々の銀河はこちら・・NGC7720 銀河が盛り沢山 ペガスス座 - nyancotan's diary 。。この銀河を撮影した自動導入 & 自動追尾のドブソニアン型反射式望遠鏡。。最近、すっかり稼動させる機会を失っていて・・科学館の天体教室も今年度は終了してしまったし、悲しいかな、車のトランク & 後部座席 に収まっている日々を過ごしています。口径 300mm 焦点距離 1500mm(口径比 5.0)は、とても扱いやすく、明るいので、銀河を視認したり撮影するには良い設定の機材なのですが・・。身体が二つあれば、C-14 & EM400 と DOB GOTO12 を両方稼動させ、いや出来れば視野の広い MT160 & TS90型赤道儀も一緒に、ならば身体が三つ必要?贅沢な悩みですが、いつか解決できる日がくると良いな~。同好会でも作ろうかな・・。

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       夕暮れ間近 10月10日16時03分(昔なら「体育の日」)

曇りガラスの向こうに NGC1055 くじら座

今朝は、どんより曇り空

日中は時々晴れ間もありそうだが、明日は曇り時々雨・・。

次の星空は、13日~15日、短い周期で寒気も入るが一過性、少しは期待できそう。

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 NGC1055 くじら座 棒渦巻銀河:SBb 10.6等 08月20日02時58分 DOB GOTO12 直焦点

簡単に撮影できるデジタルカメラは一台、私の体も一つ。。望遠鏡が幾つかあっても、撮影には限度があります。一度に複数の光学系を運用するのは、現在は無理な状況。さて 8月下旬に撮影した、くじら座の銀河ですが・・銀河の脇にある星に、ぼやっと日傘のようなものが重なっています。ただ実際の空には、こんなものはありません。何かというと・・斜鏡が曇ってしまった結果が、このような画像に。。当然ですが、反射率が落ちるので全体の光量も減っています。写している最中には、あれっ、何だか写りが悪いな~、もしや目では見えない程度の薄雲に覆われてるのかな??程度に思い。写し終わるころ・・もしや鏡が!!と覗くと、悪い予感が当たり、斜鏡が真っ白。。本来ならば指一本触らぬ鏡ですが、仕方がないので柔らかいテッシュでそーっと拭き取ります。そんなこんなで、きっと購入当時からは反射率が落ちている斜鏡でしょう。

※ 撮影データ ISO6400 20秒 30枚合成

秋の星座めぐり ペガススの四辺形から

10月1日(日曜)に採用され、昨日からプラネタリウムの操作独り立ち

先輩の操作、観覧席への話しかけ、終わりの挨拶・・etc

機器の操作以外も難しさが一杯。

季節は秋・・星座案内は、ペガススの四辺形から。。

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 NGC7769 & 7770 & 7771 ペガスス座 銀河 09月16日20時14分 C-14 + x0.63 レデューサー

その天を駆ける翼をもつ白馬ペガスス、古代エチオピアの王ケフエゥス、王妃カシオペヤ、悲運のアンドロメダ姫、岩となって沈む化け物クジラ、以外にも人助けをするメデューサの首、そして勇者ペルセウス。他にもテュフォンに襲われたパーンやアフロデューテ親子。秋の星座は物語が一連で、解説するのも比較的簡単。ただ・・・明るい星がないので、そこは一工夫。。そんな話しの、事始・・ペガススの四辺形に輝く銀河です。C-14 にレデユーサーを付けて 2463mm の焦点距離でも、この大きさ。案外と小さな銀河です。写真、下に輝く大きな銀河が NGC7771 銀河:Galaxy 12.3等、その脇に小さな NGC7770 銀河:Galaxy 15.0等、上に離れて NGC7769 銀河:Galaxy 12.1等です。これらの間、薄っすらと PGC に掲載のある銀河も二つ見えています。特異銀河アトラスには掲載はありませんが、NGC7769 など三つの銀河はグループを形成していて、最終的には合体する?との記述もあるものがあります。

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   私も操る コニカミノルタ製 光学式プラネタリウム岩見沢郷土科学館)

白い虹 2017年10月8日朝

朝ブログを更新してから霧が拡がり

珍しく、白い虹が見られたのでUPいたします。

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      白い虹 10月08日07時15分 携帯電話カメラ2枚合成

分かるでしょうか?少しつぶれた半円形の白い虹、虹の内側が白っぽくなっています。普通の虹は「雨つぶ」で太陽の光が七色に屈折して綺麗な色を出します。それと違って「雲つぶ or 霧つぶ」で、同様の現象が起きるのですが、粒が小さいために七色に色が分離せず、白っぽくなる程度です。太陽の高度、光の強さ、霧の濃さと方向など、色々な条件が整わないと現れない現象なので、一応記念にUPしておきます。