nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

あったはずの輝き M31 Nova・・

今朝は予定通りの雨、大雨の心配はありませんが

稲刈りが始まったこの地域には、もういらない雨・・なかなか都合よくいきません。

そして鬱陶しいかな、明日も雨。。まぁ止まぬ雨はないと腹をくくりましょう。

心配なのが関東周辺での雨、特に千葉県や伊豆諸島方面では停電も続き

屋根にはブルーシート。。幸い、こちらも大雨の心配はかなり減り、それでも・・。

一日も早い復旧と普段の生活が戻りますように。

21日頃からは秋雨前線が活発化する可能性も出てきています。どうにかそれまでに

行政の踏ん張りどころです。

f:id:nyancotan:20190915070311j:plain

Nova in M31 だったのですが・・09月12日22時46分 ISO3200 30秒 20枚合成 C14+レデューサー

山形県の板垣さんが、9月2日夜に M31 の中心部に近い場所に発見した新星。その後 9月3日にチェコで 65cmの望遠鏡を使い存在を確かめられた天体(光度 16.5等)。だったのですが・・私がそれから10日ほどあとで写すと、残念ながら、その姿は視界の外へ消えていました。板垣さんが発見を報じた際の画像を左上に添付しましたが。その領域には輝きがありません。超新星と違い光度変化が急激に変わるタイプなのでしょう。反復するなら何時か、またここに輝く姿をみることが出来る日が来るのでしょうね。板垣さんとお話しした際に「M31 なら一晩に三回は撮影したいよな~」と云われていた意味がわかった気がします。※ 画像は、反転強調・ピクセル等倍を50%縮小してトリミングしてあります。

f:id:nyancotan:20190915071512j:plain

 UGC2614(PGC12092)ペルセウス座 レンズ状銀河:SO-a 14.8等 09月12日22時20分

f:id:nyancotan:20190915071658j:plain

  同ピクセル等倍を50%縮小トリミング処理 C14+レデューサー ISO3200 30秒 25枚合成

こちらは 9月10日に超新星候補として自動掃天システム(ALTAS)が発見した新天体、その後スペクトル観測を経て Ⅰa型の超新星と確定しています。上の私の機材で撮影したオリジナルの領域では、銀河の存在にようやく気がつく程度の小さな銀河ですが、流石システム観測は凄い力を発揮しています。ところが驚くなかれ、先にふれた板垣さんですが、この銀河よりも更に小さな銀河に超新星候補(AT2019plp 17.6等)を 9月5日、に「おおぐま座」に発見されています。WikiSky で位置や銀河を確認しましたが、それはそれは小さな銀河でした。板垣さんは、本当に人智を超えた人です!!18日の夜明けに写してみようと思います。それと・・最近話題なのが恒星間移動彗星が新たに発見された!と UFO じゃないかと騒がれたオウムアウア以来ですね。こちらは彗星活動が認められ、今年12月初めに太陽に近づく(火星軌道程度の距離に)とあるので楽しみです。条件が整えば 15等級で観測できるようです。どんな姿をみせるのでしょうか。。